第1夜 ページ1
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水野side
仕事の効率を考えて、俺たちはしばらく寮に住むことになった。
10人揃ってこれから住む寮―――ボイメン寮に赴く。
平「結構おっきいね!」
俊「外装も黒やし、おしゃれな感じな」
田「おっじゃまっしまーす!」
本「これから住むのにお邪魔しますはおかしいやろ」
小「じゃあ、ただいま?」
勝「お世話になります、かな」
エントランスに入る。
と、そこに女の子がいた。
着物風のジャケットにプリーツスカート、ニーハイ…こいつは一体。
「ま、眩しいっ…!」
そいつは俺らを見て両腕で顔を覆った。
「暗澹たる魔界に生まれ落ちた我には、聖人たちの輝きは眩しすぎる。くあっ、目が眩む!」
勝「…あの」
え、なにこの人。
メンバー誰もがそう思ってるらしく、ぽかんとしている。
辻「俺たちボイメンやけど…あんた誰や?」
「ふっ、そなたらのことは知っている。尾張の国で躍起する光の申し子たちだろう?尾張…終わり!なんと素晴らしい響き!」
小「勝ー、この人頭おかしいよ?イタイよ?」
勇「…厨二病」
勇翔の言葉に誰もが納得した。
こいつが厨二病だということはわかった。
勝「それであなたは?」
「申し遅れた。ダークプリズンのケルベロス、ナイトメア・カミングだ!」
「「…」」
やべー、なにもわかんねー。
なに言ってんだか意味不明すぎる。
土「勇翔、訳できるか?」
勇「…たぶんここの管理人」
辻「やったら最初からそう言って」
吉「まどろっこしすぎるね。それが厨二病やけど」
田「ねー、そのナイトメアなんとかってなに?」
「我の名前だ」
俊「あ、管理人の名前なら俺聞いてるわ。確かAさん…」
「その名で呼ぶでない!」
あ、Aっつーんだ?
見た目的に、俺らとそう変わらんか。
…管理人か。
本「ほんまに大丈夫なんか?」
本田も不安に思っていた。
不安しかねぇ。
「任せておけ。そなたらソルジャー・オブ・エンドのことなら調査済みじゃ」
平「ボーイズ・アンド・メンね。グループ名からして間違ってるから」
「そなたらの宴にも行ったことがある」
土「ライブのことかな」
「時間を封じ込める儀式にもな!」
田「ツーショ撮影会のこと?」
小「え、もしかして俺らのファンなの?」
小林の言葉に、Aは固まった。
Aは片手を目元に、その肘にもう片方の手を添えるといういかにもなポーズを取って(動揺を隠しているのか?)。
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聖也(プロフ) - 中二病をこんなにも可愛い女の子に変えられて、しかもボイメンと違和感なく恋愛させられる。純粋に文章力が凄いなと思いましたし、でら面白かったです!! 中二病舐めてたわ…。まーかん。 (2017年3月1日 1時) (レス) id: 34ecd099f6 (このIDを非表示/違反報告)
麗稚-ライチャム//-(プロフ) - 完結おめでとうございます!すごく面白かったです!!新作楽しみに待ってます♪ (2016年11月29日 6時) (レス) id: 53c0909868 (このIDを非表示/違反報告)
*°ゆゆたむ°* - なぁさん» 完結おめでとうございますー!!また次も楽しみにしてますね♪ (2016年11月28日 23時) (レス) id: df57cd76b1 (このIDを非表示/違反報告)
*°ゆゆたむ°* - なぁさん» ですよね!金欠なので嬉しいです(笑)そうですね〜♪ 会えるか微妙なところですが会えたらぜひぜひo(*゚∀゚*)o (2016年11月23日 19時) (レス) id: df57cd76b1 (このIDを非表示/違反報告)
なぁ(プロフ) - *°ゆゆたむ°*さん» フリーライブめっちゃいいですよね(o´∀`)bお会いできたら嬉しいです~(*´ω`*) (2016年11月22日 18時) (レス) id: 02dc89fba4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なぁ | 作成日時:2016年10月21日 20時