青春きらきら (ページ9)

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放課後。

スマホを見たカズミが。

『あっ！リュウジが門まで迎えに来てくれたみたい！』

あっという間にラブラブだな。

嬉しそうにしてるカズミ、可愛い。

わたしにも可愛げがあったらまだよかったのかな。

『リュウジ～』

カズミが門で待ってるリュウジくんに駆け寄る。

勢いのまま腕を組んで。

わたしもあんなふうに気軽に触れたら。

『ちょい、A！』

「ん？」

あ…。

門の陰に隠れてわかりづらかったけど、裕翔もいた。

や、でも元気がないような…？

中「…A」

「な、なに…？」

中「昨日、俺に話しかけてくれなかったね」

「…なんで？」

中「待ってたから」

「…」

『裕翔、めげるな！』

リュウジくんがエールを送ってる。

みんなわたしの言葉待ってるじゃん。

「えっ…と。話しかける気は、ありました」

中「もしかして俺が囲まれてるの気に食わなかった？」

気に食わない、という表現が合ってるのかわからないけど、うなずいた。

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