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裕翔はそれでも、踏み込んできてくれたの。
無理矢理にじゃなく、優しく。
だからわたしも、心を許して、委ねられるようになった。
中「男に対して無意識に怖いって思っちゃってるのかもね」
「うん…困っちゃうよね」
中「なんで?よかったじゃん」
「よくないでしょ」
中「そうじゃなかったら、Aは今頃俺と付き合ってなかった」
…そう言われちゃえば、そうかもしれないけれど。
中「俺もAのこと俺好みにできちゃうわけでしょ」
そんなウキウキと言わないで…。
付き合ってみてわかったけど、裕翔ってちょっとSっ気ある?
中「俺以外を知らないA。いいな」
「もう…」
中「Aってすぐ照れるよね。そういうとこも可愛い」
「裕翔はすぐからかってくるね」
中「Aが可愛いからだよ」
心から思ってんのかな。
にこにこ、いやニヤニヤ笑っちゃって。
裕翔といるとドキドキしちゃうこと多いな。
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作者名:わたあめなのは | 作成日時:2022年11月1日 16時