たぴくんとモカちゃん２ (ページ15)

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ははっ、泣きそうになってやがんの。

実質これ、プロポーズだな。

「はい…はい、そうします。わたし実は、お嫁さんになるのが夢だったんです」

渡「その夢は俺が叶えてやんよ」

「こんなに幸せでいいんですか？」

渡「なに言ってんの。もっともっと幸せになるの。俺がするの」

Aにキスして体をくっつけて。こんなにも愛しい。

渡「楽しみだね、これから」

「…翔太くんとなら、不安なんてないです」

渡「間違いねぇな。俺もおまえとなら」

なんも怖くないよ。

おまえはなんも恐れずに、そのときが来るまでアイドルを続けてほしい。俺の一番の推しでいてほしい。可愛さを振りまいて、俺を虜にさせ続けてよ。

俺をこんなにハマらせた責任だ。

ずっと、一生、俺のそばにいること。

渡「好きだよ、A」

「わたしも、大好きです」

何度も言ってるこの言葉が、今日は特にAの心に届きますように。

Aは、ふふっと笑って。

「最高の誕生日プレゼント、もらっちゃった」

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