車を降りる、その前に ページ3
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(雰囲気が大人です)
藤ヶ谷くんが車で現場近くまで送ってくれた。
集合時間より早めに着いて、人気のない場所に停める。
藤ヶ谷くんにキスされた。
「もう、誰かに見られたら」
藤「じゃあ、キスはやめようか」
口開けて、と言われたのでその通りにした。
藤ヶ谷くんの指が入ってくる。
2本の指が舌を撫でる。
頬肉も、歯も、なぞられて。
指をバラバラに動かされて、口の中を蹂躙される。
唾液が垂れる。
「はっ…」
なんかこれ…すごいえっちなことされてるよ。
藤「吸って」
ちゅうっと藤ヶ谷くんの指を吸う。
指じゃないものを吸ってるみたい。
無意識に舌を絡めた。
藤ヶ谷くんの指が抜ける。
藤ヶ谷くんを見ると、ふふっと笑ってて。
藤「Aすごいえろい顔してた」
「藤ヶ谷くんのせいです…」
藤「そんな顔で仕事行けるの?」
「…意地悪」
藤「…その顔も最高」
低い声で言って、ちゅっとキスされる。
藤「俺もそろそろ行かなきゃ」
「はい…また」
藤「また、ね」
ニヤッと笑われる。
また、こういうこと、しましょうね。
車を降りる。
吹き抜ける風に、体温が下がってくれることを祈るばかり。
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作者名:わたあめなのは | 作成日時:2022年8月23日 15時