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藤「めっちゃそそる」









舌の差し込まれるキスをされる。









藤「本物の藤ヶ谷がここにいるよ」


「…はい」









わたしから藤ヶ谷くんの服を脱がす。




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寝室に移動して行為にふけって。


藤ヶ谷くんに抱かれるの、好きになっちゃったな。


どんどん藤ヶ谷くんにハマっていくことが怖い。


阿部ちゃんに失恋したばっかなのに、藤ヶ谷くんにもフラれたら…。










藤「A?」


「っ、はい」


藤「きもちよくなかった?」


「いえ、きもちよかったです!」









不安そうだった顔がくしゃっとなる。









藤「なんかマジメな顔してたからさ」


「ああ…藤ヶ谷くんのこと考えてて」


藤「俺の?」


「わたしめちゃくちゃ藤ヶ谷くんにハマってるなって」


藤「ふふっ、よかった」


「よかった?」


藤「俺だけじゃなくて」









お互いに一致してて。


だからこうして肌を触れ合わせる行為は、なにもおかしくない。




首筋を唇が滑っていく。


ゾクゾクして喉がのけぞる。


藤ヶ谷くんに触られるだけで溶けちゃいそうになる。









藤「明日も仕事?」


「はい、クイズ番組の」


藤「勉強しなくて平気?」









いつもは勉強して、成果を出そうとしてる。


でももう、頑張る目的を見失ったの。


褒められたい人がいない。





それより今は―――藤ヶ谷くんとこうしてたい。




わたしから藤ヶ谷くんを抱きしめた。









「藤ヶ谷くんがいい」



















その日。


こんなにするの初めてってくらい、長い時間藤ヶ谷くんとつながった。




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車を降りる、その前に→←おちてく



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作者名:わたあめなのは | 作成日時:2022年8月23日 15時

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