ふたりのわたし ページ4
.
作「危ない！」
後ろから腰を引き寄せられた。
ハッとした。
目の前には壁。
振り返ったら腕の主、作ちゃん。
「ごめん、ボーッとしてた」
作ちゃんの腕が離れる。
少しもったいない気がした。
作ちゃんみたいなかっこいい人ならずっとぎゅっとされてたいなーなんて。
作「なにか考え事？」
「…自分のクズさを反省してた」
今だって隙あらば作ちゃんを狙おうと思ったしな。
でも、わかるんだ。
作ちゃんはグループ内で一番手強いって。
作ちゃんは驚いたように目を見開くと。
作「Aはクズなんかじゃないよ」
作ちゃんは知らない。
わたしがメンバーに手を出してることも、
他のグループのメンバーとの関係も。
知ったら軽蔑される。
作ちゃんに嫌われたくない。
作「…Aに聞きたいことがあるんだけど」
「うん？」
作「いつもはアホみたいなキャラだけど、
今みたいに遠い目をしてるときもあるよね」
さり気にディスられたのかな？
作「どっちが本当のAなのかなって」
「…」
作ちゃんは…ていうか、メンバーは鋭いからな。
言わないだけで、色々気付かれてるのかもしれない。
「どっちも本当のわたしだよ」
残念なわたしも、腹黒なわたしも。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 727人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「紅一点」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
わたあめなのは(プロフ) - ユキトさん» コメントありがとうございます！のえるくん回楽しんでいただけたなら嬉しいです😆 (2022年8月19日 15時) (
レス) id: a9e98a8de6 (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - のえさんかっこよすぎます、きゅんきゅんきました。笑 (2022年8月18日 22時) (レス) @page43 id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
わたあめなのは(プロフ) - Rさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけているなら嬉しいです☺️更新頑張りますね👊 (2022年7月30日 20時) (レス) @page10 id: a9e98a8de6 (このIDを非表示/違反報告)
R - HiHiと阿部くんが好きなので、阿部くんとの絡みが嬉しいです！HiHiの紅一点ちゃんがあわよくば阿部くんと付き合って欲しいな、なんて思いながらキュンキュンして見てます！これからも更新楽しみにしてます！ (2022年7月30日 10時) (レス) id: 4bf6b645f3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：わたあめなのは
| 作成日時：2022年7月26日 15時
