新たな秘密 ページ40
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事務所で那須とばったり会った。
お互い１人だ。
那「あー…あの、さ」
那須はちょっと気まずそうに。
那「明日、裸の少年の収録じゃん？」
「うん」
那「浮所と話してやってくんない？」
「…」
少クラ収録の日、阿部ちゃんとの時間を邪魔され、ガチギレした。
浮所からごめんってラインが入ってたけど、ずっと既読無視してる。
そのあと電話もかかってきてて、それは仕事中だったから出られなくて。
それ以上は、浮所もわかってか、向こうから連絡してくることはなかった。
「…うん、わかったよ」
那須はほっとしてた。
美少年内で、浮所の落ち込みが目立ってたりしてるのかな。
まあ…反省しているのなら、許す。
もう二度とああいうことはしないと誓ってほしい。
「そんな敵に塩を送るようなこと言っちゃっていいの？」
那「浮所の調子上がんなくて困ってるからさ」
「わたしが浮所と険悪になったらさ、那須チャンスだったじゃん」
那須の目が見開かれた。
両手を捕らえられて、壁に押し付けられる。
那「こういうこと？」
あ、那須の顔好きだな、かっこいい。
「ここだと人目につくから、ね」
うちに来たかったら、どうぞ。
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浮所より一歩リードだな、って、裸で覆いかぶさってきながら。
「このことは誰にも内緒だよ」
自分の顔の良さとジャニーズの女の子って立場を最大限に利用して。
そんなんだから彼氏なんてできないし、本当に愛する人に出会えないんだろうなぁ。
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作者名：わたあめなのは
| 作成日時：2022年6月28日 15時
