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俺だって ページ10

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浮所に壁ドンされた、なう。


手首ギリッと掴まれて、真剣な顔近づけられて。









「…ナンデスカ?」


浮「阿部くんと事務所で会ってたってマジ?」









誰なのリークしたの。









「マジです」


浮「俺も誘ってほしかった」


「阿部ちゃんに会いたかったの?」


浮「違う」









さらに近づかれてキスされそうになって目を閉じた。


浮所の顔はわたしの顔の横に。









浮「俺と阿部くんの違いってなに?」









浮所の顔は見えなくて、だから言えた。









「年上が年下か」


浮「…年齢って大事?」


「年下にあんまり甘えたくないんだよね」


浮「俺もう20歳になったよ?」


「それでもわたしの2個下でしょ」


浮「甘えてくれていいよ受け止めるよ」


「…ごめん。でも浮所のことは好きだよ」


浮「…ずるい」









抱きしめられてキスされてもいいかなーなんて思ってた。

でも浮所は、離してくれた。









「…じゃあ、わたし行くから」









そのまま去ることができないのはわたしの優しさかな。


浮所の肩をぽんっと叩いた。




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作者名:わたあめなのは | 作成日時:2022年6月28日 15時

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