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「んんー…」
Aがもぞりと動く。
さて、朝から俺らのお世話してもらいますか。
川「A、おはよ」
「もう朝…?」
川「そうだよ」
カーテンを開けたら飛び込んでくる朝日。
Aの顔が明るく照らされる。
「んやぁ…」
子供みたいなAにくつくつ笑う。
こんな姿見るの初めてだ。
川「起きてください。朝ごはんの用意をお願いします」
「はぁい」
起き上がったAは寝癖がついてた。
まったくもう、無防備すぎ。
寝癖を撫でてやりながら。
川「こんなとこ阿部くんが見たらどう思うか」
「阿部ちゃんの前ではちゃんとするもん」
川「阿部くんとお泊まりした?」
「…まだないよ」
川「あら。俺の方が早く添い寝を遂げちゃったね」
「ほっぺたキスもね」
あ。バレてた。
川「起きてた?」
「寝てた。でもほっぺにキスされた感じした」
川「Aの寝顔があまりにも可愛かったから」
「どうしよう手を出されてたら」
川「ははっ、そうすればよかった」
Aだったらありって思っちゃうあたり、俺って黒いよね。
あわよくば、阿部くんより先に奪ってやりたいな。
なんてね。
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作者名:わたあめなのは | 作成日時:2022年6月28日 15時