. ページ15
.
「わたしといい感じに距離のある嶺亜だから聞けるけど」
嶺「なに?」
「彼氏ってどうしたらできるかな」
意外、みたいな顔された。
嶺「好きな人はいないの?」
「付き合いたいと思うレベルの人はいない」
嶺「選びたい放題なのにね」
「逆にそうだからかも」
嶺「ああ。贅沢だね」
「彼氏欲しい〜」
嶺「おまえそういうこと外で言うなよ?」
「だってわたしもう今年23になるんだよ?彼氏の1人や2人くれよ」
嶺「股掛けはよくないねぇ。じゃあ浮所でよかったじゃん」
「それは違う」
嶺「Aのタイプってなに?」
「年上で優しくて甘やかしてくれて構ってくれて背高くて頭いい人」
嶺「阿部くん」
「それは高嶺の花」
嶺「そう?おまえ黙ってれば美人だし、頭もいいし、案外釣り合うよ」
「なんか余計なんだよな。とにかく阿部ちゃんもなし」
嶺「理想高いな」
「…そうなのかな」
嶺「Aならいい人見つかるよ」
「だといいな」
もう人生終わったなと嘆き出す前に。
好きな人と結ばれて幸せになりたい。
.
693人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:わたあめなのは | 作成日時:2022年6月28日 15時