うえーーーい！４ (ページ29)

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中『A、おまえ今どこにおる？仕事の時間やぞ』

『着信・淳太くん』

重『A！おまえ連絡もせずに仕事ブッチすな！…せめて連絡入れろや、心配やろ』

『着信・あきと』

桐『A、なんでもええから返せ』

濱『流星おまえのこと気にかけとったぞ。流星もちょっとずつよくなっとるから、おまえも元気だせ』

『着信・神ちゃん』

神『マジで電話出て…なぁ、生きとる？』

電気もつけず部屋でうずくまって。

こんなことしとってもなんもならんのに。

仕事も無断でサボって…もうダメや。

流星おらんとうち、生きたいって思わん。

小「A！」

幻聴かと思った。

しばらくろくな食事しとらんし、今日もなんも食べとらんから、頭おかしくなったか、天国へのいざないかなって。

ぱっと目の前に飛び込んできたのは望の顔。

小「よかった！生きとった！」

ぎゅうっと抱きしめられた。

なんでここに望がおるのかわからんけど…誰かに鍵、借りたんね。

うちの頬を撫でながら、心配そうに見つめられる。

小「メシ買ってきたから。食お。おまえ食べとらんやろ」

「…」

小「落ち込んどるのもわかるけど、ちゃんと生きろ」

死んでもええって言ったら怒られるかな。

怒られる、な。

どっかでテイクアウトしてきた親子丼。

いい匂いに、本能でおなかが鳴る。

小「ほら。食える？」

「…ん」

ひとくち食べたら食欲が蘇って、どんどん進んだ。

あっという間に平らげる。

小「よかった、食ってくれて」

望は―――本当に安心しとって。

メンバーに迷惑かけとるって、気づいて、涙が出てきた。

小「泣かんでええから」

うちの頭を撫でてくれる。

流星の記憶がなくなってからうち子供みたいんなって、やけど望やメンバーは変わらずうちに優しくしてくれた。

こんなに勝手しとるのに、申し訳ないと思う。

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