キスで起こす ページ18
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ピンでの撮影が終わって控室に戻った、ら。
流星が寝とった。
長い脚を投げ出して、口を半開きにして。
元々の大人の色気と、少年みたいなあどけなさが混じった、つまりとてもとてもかっこええ。
はぁ、襲いたい。
隣に腰掛けて体を寄せる。
ぽてっとした唇にキスをした―――。
ぱちっと流星の目が開かれる。
わあっ!
「起きとった?」
藤「いや、今起きた」
ふわぁって大きなあくび。
それって、うちのキスで起きたってことやんな。
まだ眠そうに瞼をしぱしぱさせて、それやのにうちを見る目線は、その、色気があった。
ニヤッと笑いながら。
藤「俺の寝込み襲ったん?」
肩に腕を回されて、顔が近づいて。
藤「すけべA」
「///」
ひゃぁぁぁ!
顔を離した流星がくつくつ笑っとる。
「流星のがえちえちや///」
藤「俺に勝手にキスしたAへのおしおきやな」
「…勝手にキスしちゃあかんの?」
藤「んー?ええよ」
流星からキスされた。
藤「その代わり、そのあと俺にどうされるかは想像つくよな」
「…うん。あまあまがええ」
藤「ふふ。あまあまな」
流星と舌が絡まった。
藤「ここ外やから全部はできひんけど。俺んち行ったら」
「おん♡」
藤「俺の撮影終わるまで待っててくれる?」
「もちろん。がんばってな」
流星が呼ばれるまで、あまあまなキスを繰り返して。
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作者名:わたあめなのは | 作成日時:2022年5月12日 14時