うえーーーい！

ストーカー ページ41

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仕事から駅に向かう帰り道。




夜やったから人通りもそこそこ少なくて、けど一応眼鏡に、髪を束ねてハットの中に納めたりして、なんやうち芸能人みたいやな〜。




なんてのんきに歩いていたら。






目の前に人影が飛び出してきた。






わっ！びっくりした！




見知らぬおじさんやった。




おじさんはうちのこと見てきて。






ちょっと興奮気味かもしれへん。









『あ、あの、川瀬Aちゃんだよね？』









変装しててもバレとった。




認知があるのはええことかもしれんけど。









「あ、はい、そうですー」









営業用で答える。






うちの第六感が言っとる。









―――こいつきっとヤバい。









『今朝ね、Aちゃんをこのあたりで見かけたって遭遇情報見かけて。ずっと張ってたんだよねぇ』









はい、ビンゴ。









「あー…そういう、出待ちみたいなんは事務所で禁止されとるんで、次回からやめてもらえますかね」




『そうなの？俺Aちゃんの大ファンで、会いたくてたまんなくて、仕事休んじゃったんだ』




「いやいや、仕事行ってくださいな。うちのファンってことはありがたいし素直に嬉しいですけど。応援してもろたぶんは、お仕事でお返ししますんで。それじゃあ」









とっとと立ち去るが吉。




でもおじさんはうちの行く手を阻んできた。




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