すのぴ

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楽屋に戻ったらAはソファで寝てた。

顔むくむよ、って思ったけど、こいつ顔ちっちぇからちょっとくらいむくんでくれた方がいい。




目「翔太くん静かにね。せっかく寝かしつけたとこなんだから」




寝かしつけたって子供かよ。

寝顔だけは憎めねぇなほんと。




ラ「Aちゃん、口臭気にしてめっちゃブレスケア飲んでた」

渡「酒の匂いすごくなかった？ラウール未成年だけど大丈夫だった？」

ラ「うわぁってなったけどでもまぁ、僕は口には出しませんでした」

深「だいぶマシになると思うんだけどね」

目「起きたらキスして確かめとくね」

渡「なんでおまえなんだよ」

目「Aのシンメが俺だからだよ」

阿「しーっ。A起きちゃうよ」

岩「ったくもう、手間かけさせやがって」




そんでもやっぱりよくしてやりたいって思うのは、Aが俺らにとって特別な女だからだよ。




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結局Aには謝れないまま本番を迎えて、生放送中Aから一切視線を向けられなかった。





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生放送が終わり。

楽屋に戻るとAはさっさと着替え始めた。

10人同じ楽屋だからね、でもおまえもうちょっと俺らのこと考えて。

急に脱がれると焦るの。




「…お疲れ様でした」

目「待って。俺も一緒に帰るから」

「いい、早く帰りたい」

目「１人で帰らせるわけないだろ」

阿「A待ってな、めめが送ってくれるから」

「…」




バタンと楽屋のドアを閉めて帰ってしまった。

二日酔いも残っててすんげぇイライラしてるんだと思うけど。




目「ったく。連れ戻してくる」

渡「俺も行く。まだ謝れてねぇし」




すぐ機嫌損ねるし腹立つこと多いけど、このままじゃ嫌なんだよ。




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