すのぴ

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深「…すー」

「……へ？」




ふっかから寝息が聞こえた。

ふっかの目、閉じてて。




「…はぁ」




この状況で寝るなよ。

いや、寝てくれて助かった。


幾分か軽くなった体を操って、ベッドに寝かす。

女の子のベッド占領して、いびきかいちゃってねぇ。

最低すぎんだよ。


ふっかの寝ているベッドにもぐりこむ気になれず、




「…もしもし起きてる？」

目『起きてるよ、どうした？』

「蓮の家行っていい？」

目『…なんかあった？』

「…事情は着いてから話すよ」

目『わかった。迎えに行こうか？』

「あは、すぐだから平気。んじゃ行くね」




ふっかには書置きしとけばいっか。




『蓮の家に泊まります。合鍵はないのでわたしが戻るまで留守番していてください。部屋の中勝手に漁ったらぶっころす。』




スマホと家の鍵だけ持って蓮の家―――隣のマンションへ。




ピンポン押したら玄関で待ってたのかってくらいすぐドアが開いた。




目「大丈夫？」

「酔っぱらったふっかが来た」




靴を脱いで上がりながら。




目「え、ふっかさん？」

「襲われかけた」

目「え!?」

「今わたしのベッドで爆睡してる」

目「…最低じゃん」




誰がどう聞いても最低なエピソード。




「一晩泊めて」

目「それはもちろん。Aが来てくれて嬉しいよ」

「蓮の家近くて助かった」

目「Aの助けになりたくて隣に引っ越してきたからね」




蓮にキスされる。




目「うっわ酒くさ」

「ふっかにキスされた」

目「許せない。口ゆすいできて」




蓮とキスしたいから従う。

ちゃんと殺菌のうがい薬もあったから使った。

リビングに戻ってきたらもっかいキスされて。




目「ん。今から俺の味にするから」

「たくさんキスする？」

目「する。ベッド行こ」




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