私と彼らの恋祭 (ページ41)

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カップル誕生② ページ41

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学校に着いたら、すでに屋台ややぐらの解体作業が始まっていた。

寺「あっ、おっそーい！」

横「ごめんごめーん」

へらへらと反省の色なしに謝ってる。

「遅れてごめんなさい」

高「Aさんは許す」

横「マジか」

野「また同伴出勤やし。昨日も泊まったん？」

横「そうそう、Aちゃんがどうしてもって」

「言ってない！」

神「わかっとるよ。統威が押し切ったんやろ」

横「そんでごたごたしてたら遅れた」

浦「普通に授業やったら遅刻やん。統威生徒会クビやな」

横「授業じゃないからいいじゃん。なにすればいいの？」

清「統威は自分の屋台畳んでこい。Aはうらぽん手伝って」

横「え？俺ら別々？」

寺「そうだよ。手なんてつないでもダメ」

横「付き合うことにしたのに？」

さらっと統威くんが報告した。

メンバーの視線が一気にわたしたちに集中した。

ドキドキするよぅ！

神「まあ、おまえらは付き合うと思っとったから」

野「今更驚きはしないな」

横「えっ、マジー？」

統威くんがおちゃらけたように笑う。

横「じゃ、俺らは清く正しく、お付き合いさせていただきます」

寺「統威に清く正しくは…どうかな？」

わたしもそう思う。

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