転入初日�� ページ5
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「あの、わたしこれで帰ります」
高「え？外すごい雨だよ？雨宿りしていけば？」
外は暗くて、ザーザーと雨が叩きつけていた。
う…確かにこんな大雨の中帰りたくない。
神「巻き込んじゃったお礼に、ティータイム一緒にどう？」
「え…いいんですか？」
横「もちろん。よろしくな、Aちゃん」
「…わたしの名前」
横「書類に書いてあったじゃん」
ちゃっかり見られてた。
野「じゃ、俺ら着替えっからさ。Aちゃん？いったん廊下に出てもらえる？」
寺「統威、この子のこと見ててあげて？まだ油断できないからね」
横「ほいほーい」
いや、なんかこの人も危ないんですけど。
ニヤニヤしてるし。
廊下に出ると、生徒は誰もいなかった。
奇襲をかけてくる様子もない。
「あの、生徒会狩りっていつもこんな感じなんですか？」
横「そうだねぇ。突然始まって終わりどきわかんねぇの。迷惑な話だよねぇ」
「皆さんは毎回それを乗り越えてるんですね…」
横「俺ら運動神経いいしね」
それにしても統威くんの言うとおり、本当に迷惑な話だと思う。
さっきだってみんな生徒会の仕事してたんだろうし。
公務執行妨害じゃん。
ドアが開いて、可愛らしい顔の男子が顔を出した。
浦「用意できたからどうぞ〜」
横「おっ。今日のおやつはなーにかな」
統威くんがうきうきと部屋に入っていく。
そういえば統威くん以外の人の名前知らないや。
寺「Aちゃん？ここにどうぞ」
「ありがとうございます」
勧められてソファに座る。
清「はい、口に合うとええけど」
「あ、どうも…」
湯気のたった紅茶を渡される。
テーブルにはお菓子が並べられてて、優雅なティータイムって感じ。
生徒会役員ってこんな生活をしていたとは…。
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作者名：なぁ
| 作成日時：2018年6月15日 20時
