カップル誕生�� ページ40
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またまた同伴登校するつもりでいたら。
横「あっ！しまった！」
統威くんが大声を上げた。
「どうしたの？」
横「着替えのストックないかも」
こないだ生徒会室にあったシャツ使ったしな。
横「家寄ってから学校行くわ」
「今から帰ったら遅刻じゃない？」
横「今日は片付けだけだしだいじょーぶっしょ」
軽っ！
…まぁそっか。
授業関係ないし、身内からクレーム受けるだけだね。
横「そうだ。どうせならAも来る？うち」
「へ？」
わたしは遅刻を受け入れて、統威くんの家に行くことになった。
横「どうする？中入る？」
「ううん！突然だし、わたしはここで待ってるよ」
遠慮して、統威くんちの前で待つことにした。
ここが、統威くんちかぁ…。
中に入らなくても、家がわかっただけでじゅうぶん感動です。
シャツを着替えた統威くんが出てきた。
腕時計を確認して。
横「あ、あと10分で一応の集合時間だね」
「生徒会役員が２人も遅刻って…」
横「昨夜が盛り上がっちゃったってことで許してもらえるっしょ」
「そういう下ネタ…」
統威くんと手をつないで。
こうやって手をつなぐのが、当たり前になってる。
付き合う前からこうしたコミュニケーションは取ってたけど…カレカノになったから特別な意識が。
横「あれ？俺たちが付き合ったって、あいつらには言った方がいいかな」
「うん…あの人たちには隠し通せなさそうだし」
横「他の生徒にもバレそうだな。まぁいっか」
統威くんって最高に軽いよね。
横「俺のこと好きな女子から妬まれるかもしれないけど。俺が守ればいい話っしょ？」
「守れる自信ある？」
横「当然」
その根拠はどこから…。
統威くんて、冗談なんだか本気なんだかわからないところがあるけれど。
わたしのことを好きっていうのは、本当なんだろうなって思う。
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作者名：なぁ
| 作成日時：2018年6月15日 20時
