転入初日�� ページ4
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「これ、いつまで続くんですか？」
横「んー、いつまでだろうね？最終下校？」
「そんな…」
待ってられるか。
あ。
この人に書類預ければいいんだ。
「あの、書類預かってもらえません？」
横「もっとゆっくりしてけばいいのに」
統威くんもこっちに来る。
(―――あ)
わたしはカバンから折り畳み傘を取り出していた。
咄嗟に窓に向かって開く。
バンッ、と傘になにかが当たる音。
統威くんはハッとして、窓を閉めに行った。
傘を見ると、ペンキがついてて…ペイント弾??
横「あっぶね。当たるとこだった」
「これは、あなたを狙った攻撃？？」
横「そうそう、統威くんをね。助かった、ありがとう」
守れたならよかったけど…。
横「てか、なんで傘持ってるの？」
「夕方ににわか雨の予報だったので」
横「え…？」
ザーッ、と。
今まで晴れていたのが嘘のように、突然雨が降り出した。
統威くんはぽかんとして。
横「…マジかよ」
グラウンドから、わーわーと騒がしい声が聞こえる。
横「こりゃ、今日のゲームは終わりだな」
統威くんの言うとおり、生徒会メンバーが戻ってきた。
雨に濡れてぐちょぐちょの姿で。
「大変！」
横「ああ、大丈夫、バスタオルあるから」
野「水も滴るええ男やなぁ」
確かにそうだけども！
わたしと統威くんはバスタオルを持って、みんなに渡した。
浦「統威はなんで濡れとらんの？まさかずっとここに？」
横「この子が生徒に襲われてたから、助けに参上した」
得意げにポーズしながら。
横「そしたら雨が降ってきたん。俺タイミングよかったー」
清「こんままやと風邪ひくから、着替えんと」
寺「ストーップ！女子がいるんだよ！」
止めてくれてよかった。
普通に脱ぎだそうとするんだもん。
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作者名：なぁ
| 作成日時：2018年6月15日 20時
