生徒会狩り�� ページ20
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チャラそうな男子生徒と、その後ろに女子…あ、こないだわたしを拉致った子たちだ。
嫌な予感がして立ち上がる。
「なんですか…？」
『なにって、生徒会狩り？』
「わたしは補佐なので対象に含まれません。アナウンスしたはずですが？」
『その強気な態度ほんっとムカつくよね』
女子たちには、この間かなり対抗しちゃったからな。
『Aちゃんは対象じゃないけどさ、人質にはなりえるわけでしょ』
男子たちが来る。
人質…わたしはまったくの無関係じゃなかったのね。
わたしが捕まったら、あの人たちは降伏する？
わたしのせいで恥をかかされたり、女子たちとしたくもないデートさせられたり。
そんなの…見たくない。
『大人しくしろ！』
「きゃっ！」
男子に襲いかかられた。
その場に倒れてしまう。
いたっ…。
『そいつのこと好きにしちゃっていいよ。生徒会メンバーがどんな態度をとるか、見ものだね』
『特に動揺もしなかったりして』
『えー、それじゃAさんかわいそー、ヤラれ損じゃん』
『どうする？とりあえず犯 しとく？』
『いんじゃん？そいつそこそこ可愛いし』
「勝手に、そんな、やめてくださいっ！」
『抵抗されると燃えちゃう』
わたしは男子を押し返す。
やだ、そんな近い距離に来ないで。
『楽しみだなぁ、メンバーとデート』
『わたし頼我くんだからね！』
『わかってるって。ここみんな推し違うじゃん』
女子たちが盛り上がって話してる。
『ってことだから、Aちゃん、あいつらをおびき寄せるエサになってよ』
「…ほんとに愚かですね」
『あ？』
一瞬にして空気が険悪になった。
「デートがしたい？そんなんこんなゲームに頼らず自力で約束こじつけろ」
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作者名：なぁ
| 作成日時：2018年6月15日 20時
