私と彼らの恋祭 (ページ1)

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転入初日① ページ1

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(あとはこの資料を生徒会に提出すれば終わり)

わたしはカバンから資料を出しながら、生徒会室に向かった。

今日からこの学校に転入してきた。

まだ友達できてないから、明日こそは作りたいなぁ。

人見知りだから、話すの得意じゃないの…。

あ、ここだ。

生徒会室。教室とは違う扉の造りに緊張しながら、ドアをノックしようとした。

ら。

『生徒会狩りだ―――！』

突然、スピーカーから耳をつんざくようなアナウンスが入った。

大声すぎて音割れしてる。

な、なんなの？

すると、生徒会室のドアが開いた。

神「ったく、いつも突然なんやから。こっちは仕事中やっちゅーの」

清「うまく逃げ切れよ。掴まったら役員の座、危ういからな」

高「わー、わくわくしてきたっ！」

浦「めんどくさいなぁ。俺ここで待っとるわ」

横「意外とここ穴場かもね。俺もそうしよっかな」

野「はぁ？逃げ回んのが楽しんやろ？」

寺「仕方ない、俺たちはそういう対象にされちゃったんだから…」

廊下にわたしがいることに、生徒会室から出てきた…えっと、７人が、ぽかんとした。

「あ、あのわたし、今日からここに転入しまして、この資料を渡しに…」

真ん中にいたイケメンの人が(いや、７人ともイケメンだな！)、すっと目を細めて。

寺「ありがとう。ちょっと俺たち用があるから、生徒会室で待っててくれる？」

「え？」

バタバタと複数の足音が近づいてきた。

見ると、左に右に生徒たちが押しかけていた。

これはなんの騒ぎ？？

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