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「あ、あ………Aちゃぁぁあ！」
朝からA組は歓声の嵐だった。
爆豪達から聞いていたのだろう。
朝早い時間に登校したのに、
クラスのメンバーがそこには勢揃いしていた。
彼女を抱き締めながら泣く麗日を筆頭に、
八百万や芦屋もずびずびと泣きながら続いた。
「ほんとに、ほんとに心配したんだよ！！」
「探したのですわよ！」
「どこに行ってたのおおぉぉ」
余りにも気迫がすごくて、
謝罪より先に面白さが出てしまった。
私のクラスメイトは、みんな優しい。
優しい子達が、私を想ってくれたことが嬉しくて、
肩を揺らしながら笑う。
「ふふ、ごめんね、」
ありがとう、嬉しい、と、
彼女は泣きじゃくる同級生の背中を撫でる。
「痛いことも辛いのもなかったよ。
だから、だいじょうぶ」
ね？とあやすように彼女は言うけれど、
さらに皆を泣かせてしまって。
「何でそんなこと言うのぉ」
「大丈夫な訳無いじゃんんん」
また一斉に泣き始める女子達に
困った、と視線を漂わせた。
「すげぇ心配してたんだぜ。
気が済むまで付き合ってやって」
切島が、近付きながら私に言った。
それから頬を掻いて、
申し訳なさそう言った。
「左腕、ごめんな」
女子達にも聞こえないように、こそっと。
思わぬ謝罪に瞬きする。
「あの時強く握って、痛かったろ」
私を引き留めた時のことを言ったのだろう。
しゅん、と申し訳ないと言わんばかりな目をされ、
「だいじょうぶ、ありがとう」
こちらもこそっ、と返して、微笑んだ。
左腕を見せ、傷が無いことを見せると、
安心したように切島も笑った。
それから、男子達も、戻って良かった、とそれぞれが伝えてくれた。
温かくて優しい同級生だった。
女子達に囲まれて、たくさん話をした。
他の組のこと、自分たちの成長のこと、
この数ヶ月間に習ったことや、
気になる男子のことまで。
可愛らしく話す女の子らしい子達を眺めながら、
その合間に、
ふと自分の席に座りながらこちらを見る爆豪と、
目が合った。
じっ、とこちらを見る視線からは、
何を考えているか読めなかった。
そう言えば礼さえ言ってなかった、と考えていると
「ねぇねえ、Aちゃん、」
葉隠が潜めて問う声に、
視線が引き戻される。
「どうしたの？」
私が問うと、
葉隠は両腕を振って、興奮したように言った。
周りの女子も、目を輝やかせて。
「やっぱり、爆豪くんのこと、好きになった？」
「______え？」
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華羅夢(プロフ) - ぽいぽいさん» 何ですって！！ぜひ死柄木くん推しになってくださいな！！彼は魅力的な男です！！コメント嬉しいですありがとうございます････！ (2021年9月19日 8時) (
レス) id: 89a4c751b5 (このIDを非表示/違反報告)
ぽいぽい(プロフ) - この作品で死柄木くん推しに傾きつつある…好きです応援してます頑張ってください!（ノンブレス） (2021年9月19日 7時) (レス) id: 1142a6ee8a (このIDを非表示/違反報告)
華羅夢(プロフ) - れのまるさん» うわああありがとうございます･･････！コメントが1番のモチベになるのですごく嬉しいです！頑張りますね！ (2021年9月14日 14時) (レス) id: 89a4c751b5 (このIDを非表示/違反報告)
れのまる - 死柄木さん最推しなのでこの作品めっちゃ好きです…！これからも応援してます！ (2021年9月14日 7時) (レス) id: ce403bbca4 (このIDを非表示/違反報告)
華羅夢(プロフ) - しいたけさん» しいたけさん、もしかしなくても2回目のコメントですか･････････？コメント来るのが1番嬉しいので、大喜びで話を書いてしまいました！楽しんで頂けて何よりです！！ありがとうございます！ (2021年9月11日 10時) (レス) id: 89a4c751b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華羅夢 | 作成日時：2021年8月23日 1時
