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紫side
医務室に行ってひと通り必要なもん借りる。
体温計に熱冷まし
小さい保冷剤を何個かと毛布二枚。
医務室に誰もおらんかったから
思いの外手間取ってもうて
時間がかかりすぎた。
頭にケガもしたから救急セットも持って
急ぎ足で楽屋に戻る。
途中、飲み物買いに行っとったらしい
ヨコとばったり会って一緒に。
お互い口にはださんけど、考えとることは
きっと同じや。
長いこと一緒にやってきたから大体分かる。
どう切り出していいものか分からんで
結局一言も交わさんまま楽屋に着いた。
「亮、大丈夫か？」
ひとまず容態を確認。
まだ意識は戻っとらんようで
苦し気な表情しとる。
ヤスに頭の処置をお願いして
体温計を脇に挟む。
ピピッ…ピピッ… 計測終了の音。
しんどいはずやわ……
表示された数字は41℃。
滅多に見ぃひん体温。よう耐えとったな。
しんどすぎて気持ちのコントロールが
効かんようなっとったんやなぁ…
覗き込んできたマルも目を見開いて
こっちを見てくる。
丸「病院…行った方がえぇですねぇ」
確かに、この体温はヤバイもんな…
幸い撮影も延期してもろたし
今日は皆この撮影だけのはずやったから
この後の仕事もないはずや。
行くなら今しかないな。
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錦原エリー(プロフ) - なみださん» あ、初めまして笑コメントありがとうございます。凄いと言うのは…？ (2018年1月5日 19時) (
レス) id: c089c44b7c (このIDを非表示/違反報告)
なみだ - 凄かったあ！あ、始めまして！すっげえ！！！！ (2018年1月5日 13時) (レス) id: 9bfcac360a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：錦原エリー | 作成日時：2017年9月8日 23時
