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「ごめんマル、手伝って」
細いとはいえ、ボクより背もあるし
意識ないから全体重かかるしで
一人ではムリと判断して丸にヘルプ。
丸「はいはい、お任せ〜。よいしょっ」
マルが抱き上げた時に頭の傷を確認。
見た所、血こそ出たもののすでに固まってて
深い傷じゃないと分かって一安心。
亮をソファに寝かしてもらって
衣装のボタンやらベルトを外す。
少しでも楽にしてやりたい。
横ちょは飲み物を買いに行ってくれた。
大倉と渋やんは座ったまま
動こうとしなくて。
亮が大変なんに座ってられる神経に
かなりイラッときて
「大倉も渋やんもボーッと座ってやんと
床拭くなりして動いてや！」
気が付いたら叫んでしまってた。
信ちゃんが戻るまでの間
濡らした冷たいタオルを額に乗せてやる。
余程熱が高いのか置いたそばから
温くなるタオル。
何度かタオルを替えながら
亮が吐き出した言葉を反芻する。
いつから考えてたんやろ…
感情を隠すのはヘッタクソなくせに
いっちゃん大事なトコは上手く隠して…
いっつも一人で色んなん抱え込んで…
こんなんなるまで自分追い込む位なら
相談だけでもして欲しかったわ。
亮のアホ。
それともボクが頼りないんかな
女々しいなぁ。
自分が弱気になってもうとる。
元気になった時、また不安にさせんように
強くならななぁ…
亮の抱えてるものがどれ程のもんか
計り知れへんけど
ボクらが守ったる。
何があっても味方やからな……
何度目かのタオルを替えながら
そう、心に固く決めた。
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錦原エリー(プロフ) - なみださん» あ、初めまして笑コメントありがとうございます。凄いと言うのは…？ (2018年1月5日 19時) (
レス) id: c089c44b7c (このIDを非表示/違反報告)
なみだ - 凄かったあ！あ、始めまして！すっげえ！！！！ (2018年1月5日 13時) (レス) id: 9bfcac360a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：錦原エリー | 作成日時：2017年9月8日 23時
