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3話 ページ5

ラギーside


ラギ「Aくーん、起きるッスよー。」


ベッドですやすやと気持ち良さそうに寝ているAくんを揺する。


結局オレたちは同室になったわけで、あの後も平和に荷解きをした。

ま、オレは整理するほど物は無かったけど。



『むにゃ...ハッ!!オイラギー!今何時だァ!!?』


目が覚めるなり、ガバッと起き上がるAくん。



ラギ「まだ7時半ッスよ。」



『まだ7時半!?俺様はワルだぞ!?ワルは初日から寝坊して来るもんだ!なんで起こした!!』



ラギ「なんスか、そのワルの定義。つべこべ言ってないで着替えるッスよ。」



Aくんの制服をクローゼットから取り出し、Aくんに投げつける。



『チッ、仕方ねェ。今日は登校してやる。センコーの面も拝みに行かねェとなァ?』



せっせと顔を洗って歯を磨いて、あっという間に制服に着替えたAくん。



昨日の丸サングラスも忘れない。



チャームポイントなんスかね?






『おいラギー、お前、朝飯持って来てっか?』




ラギ「んなのないッスよ。オレの故郷、貧しいとこなんで。」




先に扉を開けて部屋の外に出ると、Aくんも急いで着いてくる。




『んだとォ!!!?テメェ、朝飯食わねェと不健康だろうがァ!!これ食え!!』



ラギ「うわ、と。え、パン?」



Aくんから投げ渡されたものを見ると、それはホットドッグの入った袋。



『聞いて驚け。そのホットドッグ、実はな、野菜たっぷりなんだぜェ?』



うわあ、健康的〜。



ラギ「って、オレが貰っていいんスか?これ。」



『フン!俺様は同じホットドッグを2個持ってやがった!今日だけはくれてやる。だが、次はねェからな!』



袋をバリッと開けて、モグモグとホットドッグを頬張るAくん。



シシシッ、いいヤツと同室になってよかったー。




ラギ「んじゃ、オレもいただきま〜す。」



久々の朝飯に、オレは心躍らせながらかぶりついた。






鏡に着く頃には、ホットドッグは全て胃の中に入っていた。



ラギ「そういやAくん。そのバットなんスか?」




ずっとスルーしてたけど、流石に気になってきた。




『オイオイオイ、ワルがバットですることなんか、ひとつしかねェだろ?』



オレは唾をごくりと飲み込む。




まさか...





『これでセンコーと...』



















『ぐるぐるバットしてやんだよォ!!!』






ラギ「わあ、楽しそー。」

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作品ジャンル:ギャグ
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くるみ - 可愛すぎて「かわいい、、きゃわ、、きゃわわ、、」しか言えなくなりました。この夢主君のおかげで新地開墾されました。犬(系)男子最高🤦‍♀️🤦‍♀️🤦‍♀️ (9月4日 1時) (レス) @page12 id: b3862cde2f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 可愛いかよ最高ですケヒヒ (8月22日 22時) (レス) @page12 id: bd711603c0 (このIDを非表示/違反報告)
泉谷(プロフ) - 夢主君可愛すぎて墓建てちゃった() (6月26日 12時) (レス) @page11 id: 40711c1c00 (このIDを非表示/違反報告)
- 生暖かい目とはこの事か、、、加護欲というか母性が湧き出しました最高です (5月18日 13時) (レス) @page10 id: a5aed66fc3 (このIDを非表示/違反報告)
ロア - 思わずニッコリ (5月10日 21時) (レス) @page1 id: 4dffd0e6b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:トマトマヨトマメトマト | 作成日時:2023年4月15日 3時

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