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2話 ページ4

ラギーside



『ヒャーハハ!今頃、お菓子が無くて泣いてんじゃねェか?だがなァ、入学式は食いもん持ち込み禁止なんだゼェ?』




目の前で悪そうに舌を出しながら笑う、A・バーステンくん。





ちゃんと入学式のパンフレット読んだんだろなあ。





最初はスリがバレて、それを脅しにパシリにでも使われると思ってたのに。




『おっと、そんなお菓子が欲しそうな目をしてもあげねェぜ?俺様はワルだからな。あとお菓子は体にわりィ。』





大丈夫そッスね。




『アァ、お前に話しかけたのは、同じ部屋になんねェか?って言いに来たんだぜェ。お前、相当なワルだからなァ。』





ラギ「へぇ、ハイエナの獣人とわざわざ同じ部屋になりたいだなんて、変わってるッスねぇ。」




オレがそう言うと、Aくんの顔つきが変わった。




『ハイエナの獣人...だと?』





ほらね。





ハイエナは嫌われ者。




ハイエナだって分かると、コイツもきっと離れていく。

















『ハイエナってイヌ科だよなァ!!!!俺様も犬の獣人なんだぜェ!!!』






ラギ「えっ」





なんか思ってた反応と違くて困惑する。





『俺様は気高きドーベルマンと、強きロットワイラーのミックス犬だ!!!どうだ!強そうだろ!!!』




短い尻尾をブンブンと振っているAくん。





ラギ「え、オレハイエナの獣人ッスよ?」




『アァ?さっき聞いたわ。俺様と同じイヌ科だ!!!』




相変わらず尻尾をブンブンと振り、キラキラとした目でこちらを見てくる。




『もちろん俺様と同じ部屋になるよなァ?だって、イヌ科だぜ!!?』



何回言うんスか。




イヌ科の獣人なんか、そこらかしこにいるのに。



まあでも、部屋割りがすぐに済むなら好都合。





ラギ「ほんとに、オレでいいんスか?後悔はないッスね?」




『おう!俺様が最高の寮ライフにしてやるよ、覚悟しとけ。ヒャーハッハッハ!!!』





文面と見た目は完全にいじめっ子だけど、ほんとに最高の寮ライフにしてくれそう。

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作品ジャンル:ギャグ
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くるみ - 可愛すぎて「かわいい、、きゃわ、、きゃわわ、、」しか言えなくなりました。この夢主君のおかげで新地開墾されました。犬(系)男子最高🤦‍♀️🤦‍♀️🤦‍♀️ (9月4日 1時) (レス) @page12 id: b3862cde2f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 可愛いかよ最高ですケヒヒ (8月22日 22時) (レス) @page12 id: bd711603c0 (このIDを非表示/違反報告)
泉谷(プロフ) - 夢主君可愛すぎて墓建てちゃった() (6月26日 12時) (レス) @page11 id: 40711c1c00 (このIDを非表示/違反報告)
- 生暖かい目とはこの事か、、、加護欲というか母性が湧き出しました最高です (5月18日 13時) (レス) @page10 id: a5aed66fc3 (このIDを非表示/違反報告)
ロア - 思わずニッコリ (5月10日 21時) (レス) @page1 id: 4dffd0e6b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:トマトマヨトマメトマト | 作成日時:2023年4月15日 3時

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