12話 ページ14
ラギーside
ﾗｷﾞ「それじゃ、お二人さん、準備はいいッスか？」
ﾚｵﾅ「ああ。」
『問題ねェ。』
ﾗｷﾞ「レディ……」
ﾗｷﾞ「ゴー！！！！」
ダァンッッ！！！
オレの合図と共に、Aくんの腕が叩きつけられる。
『ンなッッッ！！？？』
それを、信じられないという目で見るAくん。
『な、なんでだ…！？』
ﾚｵﾅ「フン、口程にもねェ…。よく俺に勝負を挑めたモンだ。」
『俺様は、地元で負け知らずなんだぞ…！？』
『腕相撲大会の！！！！』
そう、腕相撲。
今やってるのは腕相撲。
違う！！！！！！
オレが思ってたのと違う！！！！
もっとこう、なんか色々あるじゃん！！！
寮長の座をかけて腕相撲はちげーじゃん！！！
と、心の中で言いたい放題ツッコむ。
遡ること数分前。
『なら、拳で勝負だ。寮長の座をかけてなァ！！！』
ﾚｵﾅ「ハッ、その言葉が聞きたか、った……」
寮長の言葉が途切れる。
それもそのハズ。
ﾚｵﾅ「おいテメェ、なんだその巫山戯たポーズは。」
椅子に座り、テーブルに肘を着いて、拳を上げているAくん。
『ア？何って、これからすんだろ？腕相撲。』
ﾚｵﾅ「……は？」
ﾗｷﾞ「…え、いや、Aくん、こういう場合って普通殴り合いとか…」
『はァァァ？殴り合いィ？テメェナメてんのか？』
ﾗｷﾞ「え？？？」
『殴り合いとか危ねェだろが！！？血ィ出たらどうすんだよ！！』
この人は今までワルのどこを見て憧れて来たんだろうか。
ﾚｵﾅ「……はァ、分かった。どうせ直ぐに終わるからそれでいい。」
いいんかい。
ﾚｵﾅ「だが、ひとつ条件がある。」
『条件だァ？…肘を浮かせたらアウト？』
ﾚｵﾅ「ちげーよ。それは条件じゃなくて腕相撲のルールだろうが。」
コイツ腕相撲したことあんのか？と寮長に聞かれるが、オレはさあ、と肩をすくめる。
ﾚｵﾅ「寮長の座をかけて勝負ってんなら、俺にもメリットが無いとなァ？」
ﾚｵﾅ「もし、俺にお前が負けたら、」
ﾚｵﾅ「お前…と、そこの獣人。俺の下っ端になれ。」
『ほう？いいぜ、その条件、ノッた！！！』
ﾗｷﾞ「…………いや、え、オレも！？待ってノらないで！？」
で、現在に至る訳だが。
無様に負けたAくんのおかげで、オレらはレオナさんの専属パシリとなったのだった。
続く (更新停止中)
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くるみ - 可愛すぎて「かわいい、、きゃわ、、きゃわわ、、」しか言えなくなりました。この夢主君のおかげで新地開墾されました。犬(系)男子最高🤦♀️🤦♀️🤦♀️ (9月4日 1時) (
レス) @page12 id: b3862cde2f (このIDを非表示/違反報告)
眠(プロフ) - 可愛いかよ最高ですケヒヒ (8月22日 22時) (レス) @page12 id: bd711603c0 (このIDを非表示/違反報告)
泉谷(プロフ) - 夢主君可愛すぎて墓建てちゃった（） (6月26日 12時) (レス) @page11 id: 40711c1c00 (このIDを非表示/違反報告)
空 - 生暖かい目とはこの事か、、、加護欲というか母性が湧き出しました最高です (5月18日 13時) (レス) @page10 id: a5aed66fc3 (このIDを非表示/違反報告)
ロア - 思わずニッコリ (5月10日 21時) (レス) @page1 id: 4dffd0e6b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トマトマヨトマメトマト | 作成日時：2023年4月15日 3時
