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5話 ページ6

「……可愛いお嬢ちゃん、君のお名前は?」
『なまえ……?』



わかんない
名前とか、自分のこととか。




「この子、記憶喪失っぽいんだよね」


フジお兄さんが代弁してくれた
ありがたいなって思う

流石に三回説明するのはしんどいから






「そっかぁ、名無しなんだね」
「…キヨ、その言い方はどうなの?」




ヒラお兄さんはやさしい口調で言った


でも、目つきがなんだか怖かった
睨んでるように、じっとキヨお兄さんを見つめてた






「じゃあ俺が君に名前をあげる!」
『へっ?』



手を叩いてキヨお兄さんは言った
確かに、私に名前をくれると言った



「……キヨ、変な名前考えないよね?」
「もちろん、俺を誰だと思ってるのさ」
「…キヨだからなんだけど

…お嬢さん、キヨに名前付けさせてもらっていい?」




フジお兄さんはやさしく私に問いかけた


キヨお兄さんの言うとおり、私は名無しだ
お嬢さん、としか言われなかった



名前をもらえることは





『うれしい』





「よっしゃ!!!
んー…じゃあねー……



【A】なんてどう?」




『A…』







それが、私の名前?



「いいじゃん、キヨにしては」
「そうだね、奇抜じゃない」





『……うん、
キヨお兄さんありがとう』


「どういたしまして!A!!」






A



なんだか、聞いたことある名前

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天然鮪 - 深夜に読むと更にドキドキしますね…凄く良かったです!ありがとうございました! (2019年8月8日 4時) (レス) id: ba37664da6 (このIDを非表示/違反報告)
(°▽°) - いやーすごく読んでてドキドキしました!ありがとうございます! (2019年5月19日 2時) (レス) id: 8761e041e7 (このIDを非表示/違反報告)
天ノ江(プロフ) - ラスト5話ぐらいで鳥肌たちまくりました!自分の予想を悉く覆されて、とても新鮮で面白かったです!最後のシーンはボロ泣きしました(笑)最高の物語をありがとうございました!! (2017年5月16日 19時) (レス) id: 49f85c03a8 (このIDを非表示/違反報告)
アリア(プロフ) - たゆさん» 遅くなり大変申し訳ありません…!もう既に遅いかもしれませんが、まだ期間があったり再び機会がありましたら、このお話でよければ是非お使いください! (2017年3月8日 20時) (レス) id: 4dc411c1ca (このIDを非表示/違反報告)
闇) - これはまさか・・・!マイクラ実況のっ・・・!? (2017年3月1日 18時) (レス) id: f267177af2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アリア | 作者ホームページ:  
作成日時:2015年6月19日 16時

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