本気で恋したジャニヲタ

メッセージ1 ページ45

あの日の打ち合わせのあと
私はあかりを家に呼んで
今までの経緯を話した。

あかりは興奮しながら聞いていたが

これまで隠していたことを
怒ることもなく
全てを受け入れてくれた。


あかり「こんな偶然あるんだね。タイミングよく大ちゃんが現れるなんて」

A「私が忘れ物してなかったらこんなことなかっただろうからね」

あかり「これは運命……」

A「もー、やめてよ(笑)」

あかり「でもさ、せっかく会えたのに残念だよね」

A「初めて自分の契約を後悔したよ」

あかり「いいんじゃない？禁断の恋」

A「リスクがでかすぎるね(笑) あ、でも」

あかり「なになに！？」

A「パーカー返したって言ったじゃん？そのあとすぐのヒルナンデスで、大ちゃんそのパーカー着てた。」

あかり「まじ！？それきっとAへの隠れメッセージだよ！！！」

A「考えすぎだって」


ギャーギャー騒ぐ親友に
少し呆れながらも
もっと早く話せばよかったと思った。


あかり「うちも忘れ物取りに行ったら翔くんとバッタリ会ったりしないかな〜」

A「それこそ運命だね」

あかり「そしたら猛アタックするよ！」


おいおい……。
こいつは自分の仕事を忘れたのか？


あかり「いいな〜会いたいな〜」

A「次会えるのは横アリかな」

あかり「……そうだね。神席くるといいね！」

A「あと１ヶ月がんばろ！」


１ヶ月後のコンサートを目標に
気合いを入れて

ジャニーズクイズの
問題作りに取りかかった。

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