出逢い 〜daiki side�検� ページ35
A「なん……で……」
大貴「んー。忘れ物。」
頭を撫でていると少し落ち着いたのか
彼女の表情が徐々にやわらいでいく。
あーあ。話しかけちゃった。
でもこのまま帰るわけにもいかない。
これからどうしようか考えていると
誰かの話し声が聞こえてきた。
？？「〜〜〜〜」
ビクッとして彼女の表情が
再び険しくなる。
そうだ。彼女は俺といるところを
見られるわけにはいかない。
やだ。
もう少し一緒にいたい。
そんな願いも虚しく
足音はどんどん近づいてきた。
あーもう。
どうする、俺。
隠れられる場所もなさそうなので
咄嗟に着ていたパーカーを脱いで
困った顔の彼女にかぶせる。
A「え……」
大貴「そんな格好じゃ帰れないでしょ。それ着て、早く行きな。」
ばれないように、小声で話しかける。
A「え……どうして……」
大貴「Aちゃん、俺といるとこ見られちゃまずいでしょ。ほら、エレベーター来たから早く。」
そう言うと彼女は
ビックリした顔で俺を見つめた。
あれ？なんか変なこといったか？
そんなこと考えてる時間はない。
座っている彼女の手を引き
エレベーターに乗せる。
大貴「それ、返さなくていいから。あげる。気を付けて帰るんだよ。」
そういって俺は笑って手を振った。
それから数秒後。
スタッフ「あれ？有岡さん。お疲れさまです」
大貴「お疲れさまでーす」
何人かのスタッフが
機材を運んでいた。
あーあ。
もう会うことはないんだろうな。
彼女を困らせたくなくて
返さなくていいと言った。
でもそれは
もう会えないことを示していて。
Aちゃんは家に帰れたかな？
やっぱり可愛かったな〜。
Tシャツ１枚で外に出ると
少し寒かったが
そんなことも忘れるくらい
頭の中は彼女のことでいっぱいだった。
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あすか - かなさん» もちろん、見ますよ〜！！ (2017年1月3日 23時) (
レス) id: 09a3a0868e (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - あすかさん» ありがとうございます！2の方もよろしくお願いします＼(^o^)／ (2017年1月3日 13時) (レス) id: 41fac73221 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - 凄い面白くて、はまりました！！ (2017年1月3日 9時) (レス) id: 193de10a4a (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - リアさん» コメントありがとうございます♪あさこさんに注目して頂けたとは…！あさこ姉さん最高ですよね！！ (2017年1月1日 23時) (レス) id: 41fac73221 (このIDを非表示/違反報告)
リア - あさこさんめっちゃ優しい、、、、、、、、、、 (2017年1月1日 22時) (レス) id: 49cf2d0000 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かな | 作成日時：2016年4月30日 17時
