3,電話。 ページ4
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自室に帰ってベッドにダイブしてAは気づいた。
(センパイはどんな事をされれば嫌がるだろう。
今まではAが嫌がることをセンパイにやってきた…。
だけどそれがセンパイの嫌がる事とかは分からない。
だとすれば、誰でも迷惑だと思う事をやれば…)
そんな苦悩のなか、Aにはある案が浮かんだ。
それは見方によっては身の危険があるが、Aには自信がある。
(センパイの自室にのベッドでくつろいでやろうか)
Aは一瞬、襲われるということも考えたが、あの芥川が襲うとは考えられないと思った。
するとAはケータイを出して電話をかける。
機械音が響き、「樋口です」という声が聞こえてきた。
『あ、もしもーし、Aだよー』
「それは知ってます、要件は?」
Aは間を置いてから、楽しそうに口を開いた。
『センパイって今日さ、夜に仕事あるー?』
「あります」
『りょーかい、樋口ありがとー』
「少しは敬語も使いなさ__ 」
相手の意見なんか聞かずに電話を切る。
そしてAはくくっと笑い元気よく部屋を飛び出した。
(センパイの嫌いなミカンでも差し入れようか
あ、でも手持ちにミカンが無いからそれは無理か)
思考を巡らせてAは芥川の部屋へと足を速めた。
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芥川様LOVE - 芥川様可愛い好き作者様有難う御座います一生付いていきます (2019年11月16日 14時) (レス) id: 40c6fc2ce8 (このIDを非表示/違反報告)
なかゞわ とまと - 銀色ミカンさん» ありがとうございます!!新作もちまちま更新頑張っているので! (2016年12月1日 23時) (レス) id: ac53bb1069 (このIDを非表示/違反報告)
銀色ミカン - 笑いながら読みました。とまとさんの書く芥川かわいいです! (2016年12月1日 17時) (レス) id: 8b3f2e95f6 (このIDを非表示/違反報告)
なかゞわ とまと - あんこさん» 貴方とは話が合いそうですね((キリッ。ありがとうございます!!私はやつがれ小説製造気なので、また新しい作品作りました!ぜひ読んでみてください! (2016年11月29日 22時) (レス) id: ac53bb1069 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - うわあああああんめっちゃ可愛いですうううううう!!!私やつがれ大好きでほんとこんなやつがれちゃんも愛しい…!やつがれちゃんは神と言えるほどのガチ勢で御座います!← もうほんとうへへへって言いながら見てました可愛い無理…ありがとうございます… (2016年11月27日 6時) (レス) id: dcde93e978 (このIDを非表示/違反報告)
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