俺の異世界らいふ。 (ページ3)

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第1話【異常への反転の序曲】ページ3

「じゃあねー！雪ちゃん！(*^▽^*)」

雪「おう。じゃあな。」

俺は雪。狂豊雪。至って普通の大学2年生だ。……いや、正確には、『今は』普通の…だな。

今は普通の女性として過ごしているが、俺は見た目は女、中身は男。性同一性障害を持っている。
生活するのはあまり楽ではない。

女性だけど、男性でもあるんだ。

身長からして男でもオーケーなんじゃないか…？
って思うけどまあ心底どうでもいい。

この体を男に変えるつもりはない。

この体には今まで過ごしてきた女としての楽しかった思い出があるから、変えるつもりはない。

・

・
というか俺、誰と話してんだろ。
まあいいか。

そう意気込んで俺は自宅に入った。

雪「ただいま〜」
もちろん、一人暮らしだから誰もいない。
親？…まあ、いるっちゃ居るよ。まあ、そんなのどうでもいいだろ？

雪「ふぃ～疲れた～」

帰り道によったコンビニで買った弁当を袋から取り出すために、袋を漁る………ん？
え？嘘？は？え？えぇ？
弁当が無え！？
何処いった？！

雪「いや、もしかしたら俺のただの妄想かも…あ！レシート！」

俺はとっさにレシートを見て弁当を買ったか確認した。

………確かに弁当を買った事が記されている。

…じゃあ一体どこに？

ｺｿｺｿ…

雪「……？なんかの気配？」

ｼｭｯ!

目の前を何かの『影』が通った。

雪「……っつ！待て！！」

気配と音をたよりに『何か』を追いかける。

雪「(足音からして体重50㌔前後…さっきの影の大きさからして全長1,70㍍………人か！)待てゴルァァァア！！！」

俺の放った飛び蹴りがそいつの後頭部をしっかり捉えた。

???「ﾋﾟｬｲﾝ!?」

そいつは床へ倒れ込んだ。

雪「こいつは………外国人か？」

そいつは白い髪のツインテール。海軍のお偉いさんが着てそうな白い軍服を着ている。身長は…俺と近い。170㌢位か。
………っていうか女の子だ！？

やっべ…レディに悪いことしたな。
気絶してるし。

………まあ後でこいつから色々話聞くか。

さてと弁当は…

ああ…派手にグチャグチャになってるだろうな…

俺は弁当を開けて中を覗いた。

中は、予想とは大きく違ってきれいに整ってた。

そして、凍っていた。