兄好きな長女 3 (ページ19)

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119話ページ19

時が経つのは早かった
あっという間に11月25日

エマの誕生日でもあり

エマが死ぬ日……。

『エマ！今日は出かけないで家にいようよ』

エ「えー？なんでー？」

エ「んーウチショッピング行きたい〜……Aも一緒に行かない？」

私が一緒なら大丈夫……だよね？

『うん！イザナにぃ、真にぃ、お兄ちゃんも行かない？』

後ろの3人に言う

「「「行く！」」」

これなら安全だ

『じゃあ１時に出よっか！』

と言って支度を始めた

エマの髪をいつもより可愛く丁寧にセットして家を出た

ショッピングモールは賑わっていた
エマの欲しいと言った服を買ってプレゼントしたり
エマのやりたいことをやったり
エマの食べたいものを食べた。

『エマさん満足〜？』

ニヤニヤしながら言うと

エ「うん！最高！」

なんて笑っていう
可愛いな。

『そろそろ帰ろっか！』

真「そうだな。飯も作らなきゃだし」

帰りの広場のような所に柄の悪い男の集団に出会ってしまった

ざっと500人は居そう……

嘘……
エマが危ない……！

「おいお前らァ……この間はよくもやってくれたなぁ？」
「恥かかせてくれちゃってよ〜」

真にぃのことボコボコにした集団だ……

万「喧嘩すんの？買うよ？」

イ「久々に腕がなるなぁ」

真「え……マジ？」

こうなったらやるしかない。

『真にぃ！エマのこと守って！』

真にぃはこくりと頷く

味方になる人……呼ぶか……？