16話 ページ16
朱音に話を聞いた面々は、朱音が用意した緑茶と煎餅を楽しんでいた。なんでも朱音はそういうのが好きらしい。
シンプルな味だがなんとも落ち着く味だ、と綱吉は思った。
「で、どうするんだ？ツナ」
「え、どうするって？」
「これからに決まってんだろ。お前、ヒバリを探してこんなとこまで来てんだ。会いに行くのか？」
「それは…」
皆が綱吉に注目する。朱音は離れた所で読んでいた本をめくる手が止まる。
「なんか…よく分かんない……雲雀さん…じゃなくて紫鶴さんの家のことに俺なんかが関わって良いのか……」
綱吉よ顔が下を向く。手の中のお茶に映る自分の顔を見つめる。
なんて情けない顔だろう…と、綱吉は思う。
「でも……紫鶴さんが辛い思いをしてないかが…気になるかな……もし辛いなら、何とかしたい……だから、紫鶴さんに会って、思いを聞きたい」
はっきりと綱吉はリボーンにそう言い切った。
リボーンは綱吉の表情を見て、ニヤリと笑う。
「10代目がそう仰るなら俺はそれに従います！！」
「俺も行くぜ！ツナ！！」
「よく言ったぞ沢田！！それでこそ男だ！！」
３人が綱吉の言葉に賛同し、朱音がホッとしたように息を吐いた。
「ならその神楽木家の家に向かうぞ」
「今から？」
「今日はもうおせーからな。明日が良いだろう」
「うん…そうだね」
話はそれでまとまり、明日またここに来ることになった。
神楽木家までの案内は朱音がしてくれることになり、明日の集合時間と場所を確認しあい、その日は別れた。
かなりの時間があきましたが何とか１話だけですが更新できました！これから少しずつ更新していくように努力しますので、どうかよろしくお願いします！！
by卯月美夜
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←15話
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 10人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：百鬼歌 | 作成日時：2017年8月9日 21時
