ただでさえ毎日ストレスが原因で胃が痛い私なのに、トリップしました。

最早潜入捜査じゃない非日常27 ページ30

慧斗side


今まで討伐してきた吸血鬼と違って、厄介だな…


何か善作は無いかと辺りを見回すとプールがあった。

なるほど…。ここでなら青龍も活かせるはず。



慧｢澪さん、プールの場所まで誘導できませんか?｣


澪さんからの返答は


澪｢悪いが、誘導するには少し厳しい…。下手すればこっちが策にはまりかけない｣


だった。


ｻﾞ｢そりゃあてめぇの能無しが原因だろが!!｣


澪｢何だと…?現場脳のお前に言われたくはないな｣


あーあーあー、喧嘩始めちゃったよー…

この2人、相性悪すぎでしょ。水と油みたい。


慧｢ちょっと、いい加減にした方が…｣


僕が血界の眷属(ブラッドブリード)そっちのけに喧嘩をする彼らに、仲裁に入ろうとすると、屋上の入口から駆ける音が聞こえてきた


慧｢A!?どうしてここに!?｣



K｢あら?Aじゃない。どうしたの?｣


『すみません。チェインさんから、私の兄達が苦戦してるみたいって言われたもんで…』


なるほどね…


K｢じゃあ私、後方支援の遠距離射撃に専念するわ。頑張って!!｣


『あ、ハイ…』


K.K.さん、高い鉄塔の方に行っちゃった。



すると、フッと澪さんは笑った


何かを悟ったらしい。




澪｢喧嘩は一時中断、だな。麒麟…行くぞ｣


慧｢青龍も、いくよ!!｣


ｻﾞ｢てめぇらこそ、足引っ張んなよ?｣


『…言われなくても…!!ね、白虎さん?』


白虎《勿論、足を引っ張る訳がない。この糞》


ｻﾞ｢糞って何だよ!!｣


麒麟《まあまあ…、目の前の敵を倒してからにしません?》


青龍《やかましい。さっさと終わらすぞ》





もうこれ、潜入捜査してないよね…………。



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