5話 ページ6
リチャードside
彼女が造られてから早1週間。身体に異常はないようだ
よし、なら…"能力"を加えよう
久しぶりに研究室へ呼び出した
貴「何のご用ですか?部屋の掃除をしていたのに…」
相変わらず口調が機械的だ(まあ、実際問題Aは機械なんだが)。どこか人間味に欠けるなぁ…
リチャ「お前はこのままだと、ただのアンドロイドにしか過ぎないことになる。しかもこの街で無防備なのも駄目だ。だから異能を付け加えようと思ってね」
するとAはため息をつき、呆れ顔で
貴「もういいです。早くアップデートしてくださいね」
と言い、自らベッドへ仰向けになった
リチャ「いやぁ…悪いねぇ」
苦笑する
貴「子細ありません。博士の行動パターンや性格、好き嫌いなどは既に覚えましたから」
リチャ「そうか…、だが娘としてはまだまだだな。これでは雇ったお手伝いさんみたいではないか」
俺が長々と話しながら作業をしていると
貴「いいから!!早くしてください!!部屋の掃除が完了していません!!」
と注意されてしまった
ハハハ…
造られてから1週間でもう反抗期か?
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作者名:時雨*絶望少女 | 作者ホームページ:
作成日時:2015年10月28日 18時