検索窓
今日:4 hit、昨日:5 hit、合計:8,965 hit

5話 ページ6

リチャードside


彼女が造られてから早1週間。身体に異常はないようだ

よし、なら…"能力"を加えよう

久しぶりに研究室へ呼び出した

貴「何のご用ですか?部屋の掃除をしていたのに…」

相変わらず口調が機械的だ(まあ、実際問題Aは機械なんだが)。どこか人間味に欠けるなぁ…

リチャ「お前はこのままだと、ただのアンドロイドにしか過ぎないことになる。しかもこの街で無防備なのも駄目だ。だから異能を付け加えようと思ってね」

するとAはため息をつき、呆れ顔で

貴「もういいです。早くアップデートしてくださいね」

と言い、自らベッドへ仰向けになった

リチャ「いやぁ…悪いねぇ」

苦笑する

貴「子細ありません。博士の行動パターンや性格、好き嫌いなどは既に覚えましたから」

リチャ「そうか…、だが娘としてはまだまだだな。これでは雇ったお手伝いさんみたいではないか」

俺が長々と話しながら作業をしていると

貴「いいから!!早くしてください!!部屋の掃除が完了していません!!」

と注意されてしまった

ハハハ…

造られてから1週間でもう反抗期か?

6話→←4話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (16 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
15人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:時雨*絶望少女 | 作者ホームページ:   
作成日時:2015年10月28日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。