Can't Take My Eyes Off You (ページ5)

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４話ページ5

スティーブンside

ｽﾃ｢"絶対零度の地平"(ｱｳﾞｨｵﾝﾃﾞﾙｾﾛｱﾌﾞｿﾙｰﾄ)｣

協定違反をした者が逃げようとしたので、退路を塞ぐために全て一気に凍結させて始末した

辺り一面、綺麗なスケートリンクのようになっている

最後の始末をしなきゃいけないから、関係者以外は全員辺りにはいないはずだったんだが…

そこには薄い緑色の髪をしたレディが1人いた

どうやら、滑ってうまく立ち上がれないようだ

ｽﾃ｢大丈夫かい?｣

俺が手を貸してやるとレディはとんでもないことを口にした

貴｢スティーブンでしょ?｣

ん…?今、俺の名前言ったよな…?

ｽﾃ｢誰だい?｣

記憶にないんだが…

貴｢Aだよ!!覚えてないの?｣

その名前を聞いた瞬間、俺はハッとなった

そうだ。赤い瞳…長い前髪…薄い緑色のうねった髪(厳密には蛇でできている)…その体にまとわりついている1匹の大きな蛇

彼女は、

俺が昔、幼い頃に出会ったメデューサだ

そして何よりも…俺の少年期の初恋相手だった

*****

ｽﾃ｢本当に…Aなのかい?｣

貴｢そうだよ。おっきくなったね｣

もう彼女には2度と会えないと思っていたのに…

ひどく安心した

ｽﾃ｢心配して来たんだよな、きっと。すまなかった…。心配させて｣

Aを抱き締めた

貴｢会えて嬉しかったよ｣

すると、爆発のあったところから駆け足が聞こえた

あいつらもう出てきたのか

俺いなくても十分だったんじゃね!?←

ｻﾞ｢番頭、ソイツ誰っすか?｣

早速ザップが食いつく

貴｢!?!?｣

ｽﾃ｢あ…｣

Aが俺の背後に隠れる

たまにチラチラ顔を出しているが

ﾁｪ｢ｻﾞﾏｧ( ＾∀＾)ｹﾞﾗｹﾞｰﾗ怖がられちゃったわねぇww｣

ｻﾞ｢うるせぇよ雌犬｣

いつもの喧嘩を始める

ﾁｪ｢あら、あんたなんか怖くて話しかけられないかもね。しかも…手ぇ出しそうだしww

ｻﾞ｢ハァ!?手ぇ出さねぇよ!!｣

ﾁｪ｢そんな根拠どこにあんのよ。自信もって言えるのかしら?｣

貴｢…………………｣

彼女は俺のスーツを握って完全に背後に隠れてしまった

ｽﾃ｢おいおい。2人とも。いい加減にしないか?Aが怖がっているよ｣

ﾁｪ｢あらー、銀猿の怖さのまありにあんなんなっちゃったじゃない｣

ｻﾞ｢さーせん…｣

貴｢何も、しない?｣

なんとAが自ら顔を出した!!

ﾁｪ｢何もしないわ。そこの猿は何もしないのは保証できないけどね｣

ｻﾞ｢だから!!何もしねぇって｣

貴｢じゃあ…

友達になってくれる?｣