死神少女の初恋No. 2 (ページ10)

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４６話ページ10

夢主side

まもなく年明けのライブラ社内にて＿＿＿＿

レオがパソコンで何かの動画を見ていた

貴｢レオ、それなに?｣

ﾚｵ｢これ3年前の大崩落の直後に撮られた動画の高画質版。アッパー湾だよ。あっ!ここ、タコ足出てるのみえるでしょ?｣

レオが指を指す先には巨大なタコの足がアッパー湾から出ているのがみえた

貴｢うわ、凄。しかも…デカーッ!!｣

私とレオで盛り上がっているとザップが身を乗り出して話に割り込んできた

ｻﾞ｢お、タコ足じゃん｣

ザップはフライドチキンで有名な某チェーン店のフライドチキンを食べていた

ﾚｵ｢そうっす。最近高画質の奴がでたからみてるんす。それより…その腹なんすか?｣

本当だ。ザップ太った?

すると、チェインが乱入。ザップの腹に乗っていた

ｻﾞ｢あだだだだだっ!!｣

ﾁｪ｢素敵メモ｣

ﾚｵ&貴｢?｣

チェインの言葉にザップの表情が歪む

ｻﾞ｢うっ…｣

ﾁｪ｢アンジェリカ･ライアン。バストは…｣

ｻﾞ｢やめろおおおおおっ!!｣

私とレオは瞬時に理解した

ﾚｵ&貴｢また女性関係のことか…｣

ｻﾞ｢うるせー!!いいだろ別に｣

ﾁｪ｢いやー、参ったわ。エロチンピラに絡まれてるって言ってるアンジェリカに相談のったら…犯人はこのクソ猿よ。本当、ライブラの顔に泥が塗られたわ｣

チェインが文句を言ってるから…あ、もうこれはいつもの喧嘩のスタートだ

ｻﾞ｢黙れ犬女!!そうだ、そのチンピラ俺がボコしてやるよ｣

ザップはなぜかドヤ顔をする

ﾁｪ｢はあっ!?だからそのチンピラはお前だっつーの!!馬鹿!!｣

2人の喧嘩で私達は完全に空気となってしまった

ｻﾞ｢だからってライブラの顔に泥が塗られたとかは…っ!?｣

ﾁｪ｢あら、どうしたのよ?｣

ザップの表情がまた歪む

ｻﾞ｢今寒気が…｣

ﾚｵ｢風邪じゃないんすか?｣

ﾁｪ｢お大事にーww｣

するとデスクの電話が鳴り、スティーブンさんがとんでもないことを言った

ｽﾃ｢ザップ…お前凄いぞ｣

ｻﾞ｢なんすか?｣

ｽﾃ｢牙狩りがこちらへ来るそうだ…｣

スティーブンさんの一言は、ライブラに新たなメンバーを迎えることとなる予告だったのだ