死神少女の初恋 (ページ24)

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２１話ページ24

ザップside

Aの歓迎パーティーが開かれた

K｢Aに手ぇ出したらあたしが許さないんだから～!!｣

俺を殴ろうとする

ｻﾞ｢姐さんやめてください…｣

姐さん完全に酔ってるな

ﾁｪ｢Aに手、出したら殺す｣

……

ｽﾃ｢まあまあ…、肝心のAが困っているよ｣

番頭が仲裁?に入る

貴｢皆さん、お酒入るとこんな感じなんですか?｣

Aが問う

ｻﾞ｢まあな、姐さんは特にヤバい。絡まれたらご愁傷様とでも思ってればいい｣

煙草をくわえる

貴｢ザップさんはお酒強いんですか?｣

ｻﾞ｢そうだな…酒は強い方だ｣

お気に入りの酒の入ったグラスを指でなぞる
グラスが夜のHLの夜景を映し出して輝いた

貴｢そうなんですか｣

彼女は紅茶の入ったカップを持って隣に座ってきた

ｻﾞ｢もしかして、酒飲めない?｣

貴｢はい。慣れてなくて…｣

彼女はそう言いながら1口飲んだ

ｻﾞ｢A、[外]からだろ?女子だと珍しいな｣

貴｢えっ、そんなに珍しいんですか?｣

ｻﾞ｢珍しいも何も、[外]からここに来る奴の大半は今後1000年の覇権を狙いに来る男ばかりだ｣

貴｢へえ…。そう言えば、そろそろタメで話しません?敬語とタメだと違和感すごくて…｣

言われてみればそうだな。俺はタメ口なのにAは敬語だ

ｻﾞ｢じゃ、これからはタメ。あと俺は呼び捨てだ｣

貴｢うん。分かった｣

ｻﾞ｢あくまでも俺とAだけだからな｣

貴｢レオにもタメokって言われた｣

いつのまに…

ｻﾞ｢ふーん。ま、旦那やスティーブンさんや姐さんには敬語使った方がいいかもな。怒らせると怖い。特にスティーブンさんは……｣

貴｢そうなの?｣

ｻﾞ｢おう。遅刻したら睨まれてよ、あとで血法で氷漬けにされかけたんだ。冷血漢っつーあだ名があるくらいだwwあ、血法ってのはな[血液を変幻自在に操る能力]とでも覚えておけよ。流派は様々あるが｣

貴｢スティーブンさん怖っ…。あ、ザップ後ろ!スティーブンさん睨んでるし、背後からどす黒いオーラがみえる｣

ｽﾃ｢ザップ…ちょっとこっちに来い｣

あーあーあー、こりゃあフラグ全開。俺、折檻される

★只今ザップ折檻中のためしばらくお待ち下さい

ｻﾞ｢畜生、殺す前提でやりやがった｣

番頭手加減無いんだよ…

貴｢大丈夫?
ｻﾞ｢俺は大丈夫。って眠いのか?｣

彼女は大きなあくびをしていた

貴｢…眠い｣

ｻﾞ｢そうか。くれぐれも体には気をつけろよ。明日からは正式に働くんだし…ってもう寝てる。…おやすみ｣