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13 玲於side ページ14

体力なんてほぼほぼもう残ってないと思うのに
一生懸命ついてこようとするA。

時折見えるアザの跡に泣きたくなる。

Aはパフォーマーで基本的には
俺と亜嵐くんの間にいる。

ガチャ

寧々花が覗きに戻ってきた。

こいつ、他にやることねぇの?

暇人かよ...。

裕太「お前、ペース取り乱してんで?」

1曲終わって裕太くんがAに言った。

当然のことながら、
Aがダンスにおいてペースを崩すことは無い。

それは、俺も裕太くんもみんな知ってる事実。

寧々花「少し見てて思ったけどさ、
足引っ張ってね?」

俺も、前から見てて思ったけど
そこまで一緒にいる必要ある?

涼太「そうかな?
俺はタイミングバッチリだったと思うよ?」

龍友「1秒のズレも無かったで?」

隼「この調子で頑張ってよ!」

玲於「ソロも完璧だったし」

亜嵐くん、めちゃくちゃ
味方したそうな目でAを眺めてる...笑

亜嵐「...あんま調子乗んなよ」

『...別に。』

隼「...(泣)」

亜嵐くんがAに冷たく言い放って

Aも亜嵐くんに冷たくあしらって

隼は...なぜ泣いた?笑

あ、前にこの2人は癒しとか言ってたっけ

涼太「...ほら、やるよ〜」

玲於「後、1時間もねぇしな練習時間」

隼「ほら、メンさん立ってくださいよ!」

メン「何で地味にキレてんの?笑」

メンさんがそう言ったら隼が言い返す繰り返しで
まだ言い合ってるし笑

龍友「A、大丈夫か?」

『うん、とりあえず。』

ほんとかよ...

亜嵐「はぁ、辛い」

裕太「分かるわ...」

この2人、A愛1番ある説。

はぁ。何で手のひらで踊らされなきゃいけねぇんだよ

もう、戻ること出来ねぇのかな...。

あの頃のGENERATIONSに。

”偽り”

俺らにとって仲間って何だ?

ヤクザってことに怖気付いて

みんな自我をなくしてる。

ハイローでもさ言ってるじゃん。

一緒に居るだけが仲間じゃねぇって。

俺らにとってAってどういう存在何だ?

あき姉の頃のあいつは
とにかく可笑しなことばっかやってた。

まぁ、今もそうだけど...苦笑

何で、寧々花がいる時だけ
偽って過ごしてかなきゃなんねーんだよ。

ふと、Aの言葉を思い出した。

”GENERATIONSはずっと8人!”

これは、俺と隼が喧嘩した時。

”ここは、大好きな居場所”

これは、GENEtalkでの回答。

”女だよ?それだけで決めるの可笑しくない?”

これは、俺とAの一番最初...

また8人で怖気ないで話せる日、来ないかな

14→←12 寧々花side



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作者名:Yui | 作成日時:2019年7月20日 22時

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