偽り (ページ2)

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辛い人生。

二度と戻らないかもしれない

助けて。助けて。助けて。

どれだけ嘆いたところで今は救いの手は見当たらない。

偽りの優しさなんて要らない。

？｢A？こんなとこにいたの？｣

？｢涼太さん探してたで？｣

？｢あ、さっき亜嵐さんが泣いてた｣

『...北ちゃん、壱馬、RIKUくん』

北斗｢あの人がいる限りGENEさんは元に戻らないかもね｣

RIKU｢でも、追い出す口実もないじゃん｣

そう言って、3人は唸り始めた。

壱馬｢...あ、仕事あるんだった。
じゃあA、色んな人に頼れよ？｣

この3人は偽りじゃない。

『...うん』

仕事があるからと別れを告げられ、

重い足取りで探していたと思われる

2人に連絡をした。

Aいじめるならとことんやればいいじゃない

亜嵐出来るわけねぇじゃん!てか、今どこいんの

涼太亜嵐くんの言うとおり。

A【写真】

A↑ここ

涼太待ってて。動かないでね?

亜嵐俺、近いからすぐ行ける

『はぁ...。』

漏らしたタメ息は思った以上に大きかった。

それにしてもどうしてこうなってしまったんだろう。

昔はGENERATIONSってグループが居場所だったのに

今となっちゃ、
あいつがいる時は話せる人も少ない、
苦痛でしかない場所だ。

本当は、みんな大好きなのに...。

亜嵐｢A｣

不意に名前を呼ばれて振り返れば、リーダーが居た。

『待ってた(ﾆｺｯ』

亜嵐｢感情が無くなるって怖いな...笑｣

『作り笑顔は得意だし(ﾄﾞﾔｯ』

亜嵐｢変な特技笑｣

『バカにしてる？』

亜嵐｢いや？笑｣

この空間が続けばいいのに...。

亜嵐くんの後ろから3人の男の人が歩いてくる。

見覚えのある3人だ。

隼｢Aー！｣

涼太｢張り付けの天才ちゃん笑｣

裕太｢可哀想やな笑｣

この4人はあいつがいる時でも仲良くできる。

本当は前まで裕太くんと亜嵐くんじゃなくて

玲於と龍友くんだった。

ターゲットを変えたとでも言うべきか...。

涼太くんと隼とメンさんはずっとそばに居てくれたんだけど

メンさんは脅されて渋々従っている。

本当はみんな優しいのに､､､

1番、知ってるのに。

壊された歯車は戻らない...