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ジュリウス「……… そんな所に立っていないで、こちらへ来たらどうだ。」




アル「結構、あんたと馴れ合うつもりは無い。」




俺は近くのベンチに腰を掛ける。



すると、その優男は態々俺の隣に移動して、同じように腰を掛けた。



俺は、少しその優男との間に距離を取る。





ジュリウス「………… 随分と、避けるんだな。



俺はお前になにかしたか?」



アル「別に何も。あんたと馴れ合うつもりは無いと言っただろう。



チッ、鬱陶しい。距離を詰めてくるな。」



ジュリウス「そんな事を言われてもな。お前は今日から俺の仲間だ。」




なん恥ずかしげもなく言うコイツが、物凄く恥ずかしかった。



アル「………… フン、気に食わない隊長殿だな。



いや、ジュリウス・ヴィスコンティ大尉殿。」



俺は態と、畏まった呼び方をする。



すると、ジュリウスは困った顔をしながら目を伏せる。


ジュリウス「よせ、そんな呼び方をするな。」


アル「嫌味なのに気づいていないな。馬鹿なヤツだ。」




鼻で笑ってやると、何故か俺に微笑んでくる。




何がそんなに面白いのかと問いかけようとすると、



ジュリウス「ふ、やっと笑ったな。



これからよろしく頼む。アルビリオン。」




…………… チッ、アルビリオン………… か。




俺は仕方なく、隊長殿に挨拶をするべく、ジュリウスの前に立ち敬礼をする。



アル「フェンリル極致化技術開発局ブラッド所属。



アルビリオン・シーフ・ヒュラッセインだ。


言っておくが、アンタの力に甘えるつもりもないし





アンタを俺様より上とは認めない。



すぐにアンタを超えて、俺がブラッド一の神機使いになってやるから。それまで指をくわえて待っているんだな。」



そう言って俺はその場を立ち去る。




メディカルチェックの後は演習らしいからな。



まぁ、俺にはあまり必要ないが。





なんて言ったって、俺様は神機使い歴5年だからな。



そのへんの奴らよりも実戦経験に長けている。






さて、俺様の本気を、あのいけ好かないジュリウスとラケルに見せ付けてやる。









俺はボソリと呟きながら、自分の神機を手に取った。







…………… 分かってる。そんなに騒がなくても








すぐに暴れさせてやるよ。

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作者名:アルビリオン | 作成日時:2017年10月6日 8時

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