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クマ校長｢……… 無視なんて、クマさん泣いちゃうよぉ〜｣
遙希｢悪いな、これから妹を迎えにいくんだ。
これで失礼する。｣
俺は珍妙な生物を他所に、柚希に教えてもらった住所へと向かう。
その時に気づいておけばよかった。
その悪魔が、俺のあとを付けていたことに。
＊＊＊＊＊＊＊＊
遙希｢エトワール･ヴィオスクール……………
ここって、前に柚希が所属してたとこか、？｣
おかしい。あいつは既にアイドルを辞めているはず。
なのに、アイツがここにいるってことは…
星夜｢あれ？！プロデューサー、髪切ったのか！？｣
は？
声に誘われ振り向くと、金髪の男がこちらに向かって走ってきていた。
星夜｢………… ん？なんかプロデューサー、身長も伸びたのか？｣
遙希｢………… お前誰だ？｣
星夜｢オーマイガー！！俺の事忘れちまったのか！？
そりゃ無いぜプロデューサー！！｣
さっきから話が噛み合わないやつだな…
晃｢星夜？何してるの？
あっちでプロデューサーが待ってるよ？｣
噛み合わないこいつの事を【星夜】と呼びながら、
褐色の男がやってきた。
………… ふん、なかなかいい素体じゃないか。
星夜｢晃！プロデューサーの様子が変なんだよ！
突然髪を切って、身長も伸びて、俺のことも忘れて…｣
晃｢………… 。｣
【晃】と呼ばれた男は俺の顔と体をまじまじと見つめる。
晃｢…………… 似てる。｣
奏多｢星夜ー！晃くーん！何してるのー？
ふたりが遅いから、プロデューサーさん連れて来ちゃったよ！｣
柚希｢三人に仕事があるから、学校に戻ったらエントランスで待ってるって言ったのに…
正門で一体何して…………… ！！｣
遙希｢………… ぁ、｣
奏多｢……… わわわっ！！
ぷ、プロデューサーさんが、ふ、ふたり！？｣
柚希｢………… 遙ちゃん、｣
柚希は感極まって、俺の胸に飛び込んできた。
全く、昔から寂しがり屋の甘えん坊は変わってないんだな。
遙希｢久しぶりだな、柚希。
十年ぶりか………。お前、もっと綺麗になったな。｣
そう言って俺は、柚希の額にキスを落とした
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作者名：アルビリオン | 作成日時：2017年7月11日 9時
