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フロイド「…… フィル泣き過ぎじゃねぇ？
なぁんか昔より可愛くなってんじゃん。」
そう言いながら、フロイドは私の涙を拭ってくれる。
だが、私はすぐに冷静さを取り戻した。
フィリウス「………… 貴様、自分が私にした仕打ち、忘れた訳では無いでしょうね？」
再会できた喜びで忘れていたよ。
私がお前達に【捨てられた】事を。
フロイド「えー？オレなんかフィルにしたっけ〜？」
………… 嗚呼、君ならそう言うと思っていたよ。
フィリウス「降ろせ、不愉快だ。」
私はフロイドの腕から逃げ出そうとするが、彼は器用に私を捕まえて離さない。
フロイド「フィル、人間の足に慣れてないんでしょ？
だからこんなボロボロなわけだし、一人で歩けんの？」
………… 確かに、この身体に慣れていない以上、一人で歩くのは困難だ。
でも、大人しく彼の腕の中に収まっているのは何だか腑に落ちない。
フロイド「そう言えば、選定受けてないでしょ？
オレが連れてってあげるから大人しくしててよ。」
そう言いながら、どこか嬉しそうな顔で、彼は私を運んで行く。
すると、その道中で、また懐かしい顔があった。
ジェイド「嗚呼、探しましたよフロイド。
お目当てのモノは見つかりましたか？」
フロイド「ばっちり〜。少し見ない間にこーんなに可愛くなっちゃってた〜。」
そう言って私の頬をつついてくる。
フィリウス「…… 気安く触るな。お前たちを許した覚えはないぞ。」
そういうと、ジェイドはなんの事だか分からないというような顔で首を傾げる。
何奴も此奴も、私の前から姿を消した事、悪いと思ってないんだ。
結局、その程度の関係性だったのかな。
すると、ジェイドが急に私の脚に触れた。
ジェイド「………… もしかして、上手く動かせないんですか？
ふふ、一年前の僕達を思い出しますね。」
そう言いながら私の足をなぞるその指に、私は変に反応してしまった。
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アイ(プロフ) - ほんとにこの小説が好きになりました！！これからも更新頑張ってください！応援してます！！！ (2020年5月25日 17時) (
レス) id: 55b4dc7f28 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - ぇぇえええめちゃめちゃ好きです！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年5月25日 16時) (レス) id: 51d12970b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルビリオン | 作成日時：2020年5月25日 1時
