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……………… 死んでしまえばいいや。なんて考えたけど
人間に変えられてしまった以上、干からびて死ぬ事は出来ない。
誰か、人に会って殺してもらわないと…………
でも、凄く怖い。
足も、上手く動かせないし、何だか怠い。
どこかに行きたいのに、何処にも行けない。
見つかってしまうのは怖いけれど、
誰でもいい。誰でもいいから。
早く私を見つけて………………
すると、遠くから声が聞こえてきた。
何故か、私の名を呼んでいるように聞こえた。
フロイド「っ、…… フィル！フィリウスっ！
どこに隠れてんの？怖くねぇよ、オレだよ！」
その声に、私は突然胸が苦しくなった。
………… うそ、…… この声、
フィリウス「………… ふ、……ろいど、？」
段々と私を呼ぶ声が、ハッキリと聞こえてくる。
フロイド「フィルッ！！
………… あークソっ、何処にいんだよ……っ、」
隙間から見えた彼の姿に、【俺】は精一杯叫んだ。
フィリウス「…… フロイドっ、ここ、に…… 居るよっ、！」
長い間【声】を出さずに生活していたから、上手く叫べないけど、【俺】の声は、彼に届いたみたいだった。
フロイド「……ッ！？何処っ、…… フィル、コッチ？ちゃんともっと声出せよ！」
フロイドの元へ行こうと、また身体を引きずりながら、段々と彼に近づいていった。
そして、ようやく彼の前に姿を見せることが出来た。
フィリウス「…… フロイドっ、わたしっ、…… ここだよっ、」
私の姿を見た瞬間、彼は勢い良く私の身体を抱き上げた。
フロイド「………… っ、ホントにフィルだ。
でも、何で、…… こんな汚れてんの？」
フィリウス「だって、からだ、………… うまく動かなくてっ、
こわかった、………… こわかったよ、フロイドッ！」
会いたかった人の顔を間近で見て、私は涙が止まらなかった。
嗚呼、やっと貴方に会えた。
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アイ(プロフ) - ほんとにこの小説が好きになりました！！これからも更新頑張ってください！応援してます！！！ (2020年5月25日 17時) (
レス) id: 55b4dc7f28 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - ぇぇえええめちゃめちゃ好きです！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年5月25日 16時) (レス) id: 51d12970b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルビリオン | 作成日時：2020年5月25日 1時
