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あの人達、無事に退学を回避出来ればいいけど……






学園長、凄く喜んでくれてたなぁ。




壊れた魔法石を直せるなんて、素晴らしい才能です!




とか言って褒めてくれたし。



そんなことを思いながら、私は寮の部屋へと戻った。







すると、マレウスさんの部屋の前に、誰かが居た。







リリア「…… やれやれ、マレウスのヤツめ。



またどこかに行ってしまったのか。」





わあ、可愛らしい人。




でも、部屋の前にいると、中に入れない。





すると、その人は私の存在に気が付き、こちらへ歩いて来た。




リリア「おお、お主が噂のフィリウスとやらじゃな?



わしはリリアじゃ。そう言えば、お主昨日は部屋におらんかったらしいのう。」




………… アズールたちが怒ってた理由がわかってしまった。




フィリウス「…… えっ、と。マレウスさんに、私の部屋はここだと言われたので、この部屋で寝ました。」





ありのままにそう言うと、リリアさんは物凄く驚いた顔をした。




リリア「…… あのマレウスが、他人を部屋に。





成程、確かに。お主を別の者と同じ部屋にするのはちと危険じゃの。」





…… 危険って、どういう意味でしょう。





すると、今度はマレウスさんがいきなり目の前に現れた。



マレウス「…… 嗚呼、会いたかったよ。」






そう一言呟くと、私の身体を優しく抱き締めてくる。






おぅ、どうしたのでしょう。






リリア「マレウス、その者の為に部屋を用意しようと思うのじゃが。」



マレウス「必要無いよ。この子は僕が面倒を見ると決めた。




僕の元を離れない限り、僕の部屋に置く。」




そう言いながら、私の身体をふわりと持ち上げる。




そして、そのまま部屋へと運ばれてしまった。







そのままベッドの上にそっと下ろされると、マレウスさんは横になりながら私の腰の辺りに腕を回し、顔を埋めている。







小さい時のフロイドみたいな甘え方してくる人だなぁ。




少し、可愛らしいと思ってしまう自分がいる。




私は、マレウスさんの髪を優しく撫でる。




フィリウス「…… 何かありましたか?」

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アイ(プロフ) - ほんとにこの小説が好きになりました!!これからも更新頑張ってください!応援してます!!! (2020年5月25日 17時) (レス) id: 55b4dc7f28 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - ぇぇえええめちゃめちゃ好きです!これからも頑張ってください!応援してます! (2020年5月25日 16時) (レス) id: 51d12970b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アルビリオン | 作成日時:2020年5月25日 1時

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