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フィリウス「それにしても、仲直り出来てよかった。
このまま三人とモヤモヤした関係なんて嫌だったもの。」
私がそう言うと、アズールはなんだか安堵したような顔をする。
フィリウス「寮は違ってしまったけれど、これからも末永く、仲良くしてくださいね。アズール。」
そう言ってアズールに微笑むと、また顔を真っ赤にする。
前から気になってたけど、その反応はどういう事なの?
たまぁにジェイドも同じ顔をするし。
そんなことを考えているうちに、目的の教室へと辿り着く。
アズール「…… 何時でも僕を頼ってください。
フィルの為なら、僕は何だってしますから。」
そう言って、あの時と同じように私の手の甲にキスを落とす。
フィリウス「ありがとう、アズール。
じゃあ、お昼は一緒に食べましょう?
授業が終わったら、此処で待ってます。迎えに来て下さい。」
態と我儘っぽく言えば、アズールは嬉しそうに微笑む。
…… 甘やかし隊長はアズールでしたわ。
アズールはゆっくりとお辞儀をして、この教室をあとにした。
さて、錬金術という事は、何かを作るということでしょう。
昔からものづくりは得意です。
クルーウェル先生が提示した課題をこなせば良いのですね。
………… これは、材料を手順通りに入れるだけの簡単な作業ですよね?
こんな簡単なもの、失敗する方がおかしいです。
私はすぐに取り掛かった。
******
フィリウス「………… うん、あまりにも簡単過ぎた。」
周りの生徒達はドンパチ暴走しているけど、文字でも読めないのかな?
私はすぐにクルーウェル先生の元へと完成品を持っていく。
最初は凄く驚かれたけど、すぐにチェックが入った。
クルーウェル「………… ほう、中々の出来だ。
それに、こんな短時間で完成させたのは仔犬が初めてだ。褒めてやろう。」
そう言って、クルーウェル先生は私の頭を、まるで仔犬を愛でるかのように撫でる。
ふむ、大人の人に頭を撫でられるのは、悪い気はしないな。
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アイ(プロフ) - ほんとにこの小説が好きになりました!!これからも更新頑張ってください!応援してます!!! (2020年5月25日 17時) (レス) id: 55b4dc7f28 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - ぇぇえええめちゃめちゃ好きです!これからも頑張ってください!応援してます! (2020年5月25日 16時) (レス) id: 51d12970b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルビリオン | 作成日時:2020年5月25日 1時