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フィリウス「ちょっ、無駄にお肌ツルツルもちもちだし、何だよっ、
………… ちょっと、しつこいっ！」
フロイドの顔を思い切り押し返すと、今度はジェイドが頬ずりを始める。
ジェイド「…… 嗚呼、会いたかったですよ。本当に。
この肌に触れたくて堪りませんでした。」
フィリウス「だからっ、そういうところだからなッ！
やめろってば！お前もすべすべモチモチかよ！」
なんなんだよコイツら！鬱陶しいな！
アズール「二人共、そろそろ離れて下さい。」
フロイド「えー、ヤダ。オレもっとフィルの事可愛がってたい。」
アズール「…… 執拗いと嫌われますよ？」
アズールの言葉に少しイラつきながらも、フロイドは【俺】から離れた。
アズール「フィルは私が教室まで同行します。二人は授業に戻って下さい。」
そう言いながら【俺】はアズールに身体を支えられる。
ジェイド「………… いきますよ、フロイド。」
嫌がるフロイドを強引に引っ張りながら、双子はその場から居なくなった。
アズール「………… さて、ようやく二人きり、ですね。」
身体を支えながら、もう片方の手で器用に【俺】の手を握り、指を絡ませてくる。
フィリウス「急になに。」
アズールの方に顔を向けると、そこには頬を真っ赤に染めた可愛らしい顔があった。
フィリウス「………… あはは、照れるなら手なんか握らなければいいのに。
相変わらずだね。カッコつけるくせに変な所で恥ずかしがっちゃう所。」
そう言って、絡ませてくる指を握る。
フィリウス「ねえ、こういうのって、恋人繋ぎって言うらしいね。」
その単語に、アズールはさらに顔を赤くした。
アズール「………… へ、変なこと言わないでくださいっ、
僕は、その………… 貴方がちゃんとバランスを取れるようにッ……。」
フィリウス「ハイハイ、そりゃどーも。
全く、【俺】の前ではホント大人しくなっちゃうんだから。」
昔と変わらないアズールに、正直すごくホッとした。
見た目は完全に脱陰キャみたいなのに、根っこは引っ込み思案で根暗な可愛いアズールのままだ。
そんなアズールが、【俺】は大好きだよ。
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アイ(プロフ) - ほんとにこの小説が好きになりました！！これからも更新頑張ってください！応援してます！！！ (2020年5月25日 17時) (
レス) id: 55b4dc7f28 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - ぇぇえええめちゃめちゃ好きです！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年5月25日 16時) (レス) id: 51d12970b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルビリオン | 作成日時：2020年5月25日 1時
