22 ページ23
フロイド「は？絶対オレの方が似合うし。」
フィリウス「二人の分もあるから喧嘩しないで〜。
ほら、どうぞ。」
アズールのものとは少しだけ色味の違うピンを二人に渡すと、フロイドは無邪気に喜んでくれた。
フロイド「わぁーい。ねえ、似合ってるでしょ？」
フィリウス「うんうん、カッコイイね〜。」
そう言いながらフロイドの頭を撫でてあげると、稚魚みたいにくるくる回り始める。
よっぽど嬉しいんだな。可愛いヤツめ。
フィリウス「ジェイドも、凄く似合ってるよ。
ふふ、三人ともイケメンさんだなぁ〜。」
いやぁ、一年でこんなにも印象が変わるんだなぁ。学校って恐ろしいよ。
私の知らない間に、こんなにも変わっている。
フィリウス「三人のおすすめの食べ物は？」
そう聞くと、席まで運ぶから少し待っているようにと言われ、私は一人、席に座っていた。
すると、いきなり目の前にマレウスさんの顔が現れた。
フィリウス「わっ、ビックリした。」
マレウス「…… やれやれ、どうやら彼らと仲直りをしてしまったようだね。
もう、アーシェングロットの寮に移りたくなったかい？」
何でそんなことを聞くのだろうか。
一応、決められた事だし、そんなつもりは無いんだけど。
フィリウス「移動なんてしませんよ。
ディアソムニア寮に不満がある訳では無いですし。」
私の言葉に、マレウスさんは安堵したような、でも少し照れたような顔をする。
アズール「………… おやおや、随分と仲がよろしいようで。」
トゲのある言い方をするアズールに、私は少し呆れてしまった。
成程、アズールは私が【他の誰か】と仲良くするのが気に入らないのか。
フィリウス「アズール？
私の寮長に対して、少し言葉遣いがなっていませんね。
同じ寮長という立場なのですから、仲良くして下さい。」
少し頬を膨らませ、拗ねたような口調で言う。
アズール「…… っ、失礼致しました。
ですが、僕達の昼食を邪魔されるのは……。」
仕方ないなぁ……
フィリウス「ごめんなさい、マレウスさん。今日は三人と食べたいので、またの機会に。」
そう言って、私は微笑んだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 469人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アイ(プロフ) - ほんとにこの小説が好きになりました！！これからも更新頑張ってください！応援してます！！！ (2020年5月25日 17時) (
レス) id: 55b4dc7f28 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - ぇぇえええめちゃめちゃ好きです！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年5月25日 16時) (レス) id: 51d12970b5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アルビリオン | 作成日時：2020年5月25日 1時
